
JR上野駅の公園口がすっかり変わった。以前の改札は出るといきなり信号があり、犬猫の募金の人がいたりして、ごちゃごちゃしていたが、今は改札も北側に移動して、クルマも入れなくなった。見違えるように美しくなった。公園口が移動したことで、駅ビル北側の通路が直結し、蕎麦屋の「喬香」が入る通りは見事に人通りがよくなったのだ。
上野は大きなターミナルだから、駅そばには事欠かない。そしてピンからキリまであるのが上野駅の特徴である。いや、ピンだからと言って、それがまずいわけでもなく、むしろそば粉比率3割いっていないピンの方が旨かったり。キリのお店は、「酒と蕎麦 いろり庵」ではあるが、蕎麦割烹というスタイルのお店、そして駅蕎麦スタイルを踏襲しながら二八蕎麦を提供する「喬香」。内容的には「喬香」が上か。やっぱり、二八の方が喉越しが違う。「大江戸そば」のぶよぶよ蕎麦とは全く違う。だが、何度も言うが、実はそのぶよぶよに足を向けてしまう自分がいるのも確かだ。ただ、やっぱり蕎麦は断然二八の方が旨い。しなやかで弾力があり、手繰った時から、既に違う。しかも店名で謳われている国産蕎麦粉という、ちょっとしたアピール感も何かプレミアなものだと思わせる。ただ、こう謳っちゃうと、じゃ「大江戸そば」の蕎麦粉や小麦粉って何?とも思わせて、どんだけピンキリ感を際立たせるんだという点もあるが。しかも、「蕎香」の店内はインテリアも含め、豪華だし。そりゃ、「食べログ」で3.48もの高得点を出すのもうなづける。二八の「もり」が550円なら、お値打ちだ。
ちなみに「大江戸そば」も「喬香」も、そして「いろり庵」もNRE。非NREは「爽亭」が常磐線ホームに店を構え、睨みをきかす。しかし、上り側ホームに従来の駅蕎麦、下り側に「蕎香」。上野駅ナカの蕎麦戦争にも格差社会が見え隠れする。まさに社会の縮図がここにある。
NRE系にしては上品な感じがしました。気のせいかもしれませんが。
立ち食いじゃなかったような。
群馬ネタの兼ね合いで国立博物館に所用があるので、タイミングが合えば再訪しようかな。
改札の場所が変わって、お店へのアクセスも便利になりましたね。
おっしゃる通り、立ち食いではなく、お店の什器も含め、かなりシャレオツ仕様になっていますね。気のせいではありません。NREもいろんな業態を投入しています。
駅ナカの商売って親(JR)は儲かるでしょうね。税金は免除だし。ユーザー側も駅から出ずに完結できるし。
上野の駅蕎麦は4業態の接戦です。駅ソトにある「きらく」も入れると5業態。こんな駅、他にはありません。
何だかね、これまでずっと、ピンキリの使い方を間違えてきたのかと思っちゃったよ。
ピンが上で、キリが下かと…
ピンてピン芸人やピンマイクで使う「1」かと思ってて。どうもこの歳になるまで誤って理解していました。
間違えた教訓として、このまま残して、生き恥さらします。
背筋がピンとなり、キリッとしました。
ありがとうございます。
あれってもう蕎麦じゃなくて、蕎麦風味のうどんじゃないかと思うんだけど・・・。
ってことで、「蕎麦」を食べたいと思った時は、値段は高くても二八以上を確保してるやつを買うことにしてる。それでもさして美味しくないのもあるけど・・・。
蕎麦の実、殻ばっかだもんなあ、蕎麦粉が高くなるのは分かる。故に廉価蕎麦店が小麦ばっかになるのも理解はできるけど、色だけ蕎麦で実態がうどんなのは個人的にはどうもねえ。
ま、俺、関西人だから、立ち食いはうどん一択なんだけど。
蕎麦粉も高価だけど、小麦粉の価格もどんどん高くなっているし。将来的にうどんに似た蕎麦もどきすら、高級料理になるのではと思うこの頃だよ。