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居酒屋さすらい 1922 - 懐石から居酒屋メニューまで、何でもありの笑顔酒場 - 「仁盛笑店」(所沢市旭町)

2022-07-08 16:04:25 | 居酒屋さすらい ◆地方版

「ベルーナドーム」って。

もはや、どこのスタジアムか分からないくらいで、こうしょっちゅうネーミングライツを変えられると、西武鉄道とか、地図会社とかは困るのだろうと思う。そもそも「ベルーナ」ってなんだろうと思うのだが、それがネーミングライツの目的だから、仕方がない。

駅前で、Uちーさんと落ち合った。うっちーさんとは約3年ぶり。コロナの分断が解けた瞬間だった。

そして西武ドームは17年ぶりだった。2005年5月28日の交流戦はかみさんと出かけた。カープ暗黒期のまだ序章。といっても既に8年連続のBクラス。この日は更に最悪だった。カープ、期待の遊撃手、尾形佳紀選手がプレイ中に大怪我を負ったのだ。あれからもう17年も経ったのか。そんな思いである。

「ベルーナドーム」の前は賑やかだった。キッチンカーがたくさん出ていて、思わずウキウキしてくる。以前はこんなことはなかったはずだ。少なくとも18年前までは。

試合は案の定、負けた。自慢ではないが、交流戦を観に行き、カープが勝ったのを観たことがない。だから、落胆は全くなかった。

野球観戦の後は、所沢で残念会を開いた。うっちーさんが、予約してくれた「仁盛笑店」というお店。ちょっとよく分からないのだが、「にんじょうしょうてん」と読むのかな。土日は予約しないと入れないらしい。

お店に入って、カウンターに通された。まずは「生ビール」から。勝利の乾杯とはならなかったが、ビールはうまい。

どういうお店か、全く知らされずに来たが、女性客の方が多いので、人気店というのも納得した。内観は居酒屋というより、定食屋さんという趣なのだが、恐らくお通しと思われる一品で、そのイメージはまた変わった。

随分と凝ったお料理である。供される前に、説明を受けたが、その後の日本酒で撃沈。その説明は忘却の彼方である。

山芋を裏漉しし、味を調え、イクラをのせた一品は見た目にも、食感的にも涼やかな突き出しだった。

メニューをみると、お造りあり、懐石風の一品あり、かといえば、串焼きあり、居酒屋メニューありと、もはや何でもありの状況。これはかなり楽しい。

今までUちーさんが連れて行ってくれた店は、お世辞にもいいお店とはいえなかったが、このお店は群を抜くワクワクなお店だった。

その串焼きをいただいた。

うまい。

生ビール、2杯目をおかわりして、日本酒へ。

どうやら、こちらのお店のメニューから考えると、日本酒が一番適しているようだ。

「じゃがバター」は、塩辛入り。それはまるで、蓮の花のように開き、塩辛が鎮座する。素晴らしい。

「鯛のお刺身」も素晴らしかった。串焼きもそうだが、素材がいい。

最後は何故か、「鶏の照り焼き」。マヨネーズがふんだんにかけられた、ジャンクなメニューだ。日本酒にベストマッチとは言えないが、うまい。

いいお店であることは間違いないが、手軽ではない。それは値段的にもだし、毎日通える訳ではなさそうだし。ただ、こういうお店は何軒か知っておくに越したことはない。

いいお料理とお酒があれば、野球が負けた後でも、すっかり楽しい。

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