ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

桜も散り染

2007年04月14日 | 世間話
今日は大学同窓による県内懇親ゴルフでした。車でゴルフ場に行く途中の横道で桜が散り始めていて道が真っ白になっていたので、一枚写真を撮ったのでそれを紹介します。写真に映っている車は僕のではありません(誰か知らない人の車)。桜は咲いてる時もきれいですが, 散る時もきれいですし, 散って地面に落ちている時もきれいですね。ちなみにゴルフの成績は桜と同じようにキレイに砕け散って実力を惜しみなく発揮しました。高校1年生からゴルフを始めてもうウン十年ですがスコアーはさほど変わりなく接待ゴルファーの代表と自負していますが、空振りをしたのは今回が初めてでこれは長く記憶に残るでしょう(笑)。という事で疲れもありお酒飲んですぐ寝入ってしまいました。

APRIL AMES

2007年04月13日 | 女性ボーカルA
GNP盤/APRIL AMES/STRIKE A MATCH

彼女は1933年にカリフォルニア州生まれで本名は, APRIL STAHLですが、HARRY JAMESのバンドで歌っていた時にハリーから名前をつけてもらったのがAPRIL AMESというわけです。彼女はそれ以前12歳の頃からアリゾナ・フェニックスのKOY局で歌い始めたのですが, 当時得意として歌っていたのは“SENTIMENTAL JOURNEY”でした。彼女は幼い頃より歌手志望だったという事で, 自身で“他の友達は何をしたいかとまだ考えついていない頃から、自分の目標はシンガーになることだった, その他には何も望みがなかった”とも語っています。彼女の声質ですがややビブラートを効かしているのかそれとも自然なのか(多分自然だと思いますが)若干ビルラートしながらよく伸びる声でしっとりとした中庸の声です。A-1のアルバムのタイトルにもなっているSTRIKE A MATCHはハープの前奏で始まり彼女がSTRIKE Aと歌ったところでマッチを擦る音が入ってMATCH~と歌い綴りますが, この出だしのアレンジも粋なものです。ところで収録曲を見ていただければお判りと思いますが、このアルバムはSMOKEに関係する曲が多く選ばれています。今なら喫煙に対する風当たりが強いご時世ですからこういう選曲もなかったかもと時代の違いを感じます。ジャケット写真も彼女がシガレットを持って火をつけてもらう場面の写真となっているのが、現代の感覚で見ると余りあり得ない感じでまた良いのであります。A-6のWHERE THERE'S SMOKE THERE'S FIREなんかは甘くて味わいのある仕上がりとなっていて本アルバムでは一番のお気に入りです。B-5のTWO CIGARETTES IN THE DARKもロマンチックに歌われて好きですね。

HAL HIDEY ENSEMBLEによる伴奏
収録曲
A面
1, STRIKE A MATCH
2, KISS IN THE DARK
3, I DON'T WANT TO SET THE WORLD ON FIRE
4, UNDER A BLANKET OF BLUE
5, ROMANCE IN THE DARK
6, WHERE THERE'S SMOKE THERE'S FIRE
B面
1, SMOKE RINGS
2, MY OLD FLAME
3, WHISPERS IN THE DARK
4, MOONLIGHT LOVE
5, TWO CIGARETTES IN THE DARK
6, I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT

JENNIE SMITH

2007年04月12日 | 女性ボーカルS
DOT盤/JENNIE SMITH/JENNIE

彼女は1938年生まれで, 父親はラジオ局で働いていたらしいですが, 小さい頃から教会で歌っていて, ジャズシンガーでもありポップシンガーでもあったのでしょうか。もっとも当時はあまりそのような区分けは意識されてなかったはずですが。14歳の頃に本格的シンガーとしてスタートし, ライオネルハンプトン等と活動を共にしたのです。このアルバムは彼女の初アルバムだとライナーノートでステーブ・アレンは述べていると共に彼女はピアノも弾けハーモニーを理解していて“sings Pretty”だと表現していますが, prettyとは実に適切な形容だと思います。ジャケットが小猫を抱いた写真で, このジャケットの人気も高いアルバムです。本アルバムは前述したスティーブ・アレンの作品を歌ったものですが、彼女の声質は一口で言うとキュートとかprettyという表現がピッタリでしょう。歌い回しはソフトでやや舌足らずな感じもありますが可愛く, 聴き手の気持ちを逆なでするような事が全くなく安心して彼女の歌声に包まれて夢心地で聴くことができるアルバムです。このアルバムもモノラル盤とステレオ盤がありますが, 所有のはステレオ盤DLP25586です。ステレオ盤でも録音は優れたものとなっています。彼女のアルバムは把握できている範囲でDOT, RCA, COLUMBIA, CANADIAN AMERICANがあるのですがその内3枚は聴いたのですがもう一枚が未聴で何とか入手したいこの頃です。

BOB ENEVOLDSENのアレンジ, DONN TRENNER指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, SPRING IN MAINE
2, AFTER AWHILE
3, YOU'D KNOW IT
4, WUTH YOU
5, AFTER YOU
6, I LOVE YOU TODAY
B面
1, THE THINGS MY HEART TELLS ME
2, TONIGHT
3, NEVER HAD THIS FEELING BEFORE
4, PRETEND YOU DON'T SEE HIM
5, LIFE IS BUT A DREAM
6, WHEN I'M IN LOVE

DEBBY MOORE

2007年04月11日 | 女性ボーカルM
TOP RANK盤/DEBBY MOORE/MY KIND OF BLUES/1959年

このデビーというシンガーの事がよく分かりません。以前に何かで読んだような気がするのですが探しても見つからず諦めました。ライナーノートによるとフロリダ出身で, EARL HINESやREX STEWARTと一緒に全米のクラブ巡りをしていたとあります。一見地味なジャケットのアルバムですが、収録された内容はブルーステイストを感じさせる部分もありますが、それを上回るジャズテイストに溢れた仕上がりになっています。彼女の才能の一つに自身で吹く口笛があるのですが、この彼女の口笛が絶妙に上手いです。最初に聴いた時はプロの口笛吹きかと思いましたが、ライナーノートには彼女自身の演奏によるとありましたので間違いはないと思います。この彼女のWHISTLEも聴く価値があります。彼女の声質はほどよい高さのしなやかなボーカルで、歌い回しはクセもなく柔らかく甘さをも感じさせます。加えてバックのメンバーの演奏がこれまた良い演奏で楽しめます。ハリーエディソンのミュートさせたトランペットとエルビンジョーンズのドラムと彼女の口笛とがよく溶け合って見事に盛り上げてくれます。先日このアルバムの美品が某オークションで安く出品されていましたが, 応札されずに流れてしまいましたが不思議でした, 人気がないのでしょうか? 是非聴いていただきたいアルバムです。

パーソナルは, DEBBY MOORE(vo), HARRY “SWEETS”EDISON(tp), JIMMY JONES(p), BARRY GALBRAITH(g), GEORGE DUVIVIER(b), ELVIN JONES(d)

収録曲
A面
1, FIVE MONTH, TWO WEEKS, TWO DAYS
2, COME ON HOME TO ME
3, SEE SEE RIDER
4, NOTHIN' BUT TROUBLE ON MY MIND
5, SENT FOR YOU YESTERDAY
6, BABY, WON'T YOU PLEASE COME HOME
B面
1, I'M TRAVELIN' LIGHT
2, MY BABY LOVES ME TRUE
3, WHY DON'T YOU DO RIGHT
4, HOW COME YOU DO ME LIKE
5, HALLELUJAH, I LOVE HIM
6, NO LOVE, NO NOTHIN'

THELMA CARPENTER

2007年04月09日 | 女性ボーカルC
CORAL盤/THELMA CARPENTER/THINKING OF YOU TONIGHT

彼女セルマは, 1922年N.Y.のブルックリン生まれで'30年代後半からシンガーとして活動しました。ライナーノートによるとハーレムのアポロ劇場のアマチュアコンテストで優勝してデビューしてテディーウィルソンのバンド等で歌った後に, カウントベイシー楽団に加わり有名になり, その後はクラブやテレビ・ラジオでも活動したと有ります。このアルバムはバラードばかりで同じようなテンポの曲の構成ですので少し飽食気味になる方もあるかもですが、彼女の落ち着いた低い声とクセのない素直な歌い回しに途中で止める事もなく最後まで聴けると思います。僕はバラード好きなのでさほど抵抗もなく聴けるお気に入りのアルバムであります。A-3の I GET ALONG WITHOUT YOU VERY WELLやB-5のIT'S EASY TO REMEMBER, A-5のIF I HAD YOUやB-6のI'LL BE SEEKING YOUなどもことさらゆっくりと歌っている感じですが情感も感じさせてくれお気に入りです。大きくゆっくりとしたバラードを聴かせるのが本当に上手いシンガーと感じます。また録音も非常に良い一枚でもあります。

HENRY JEROMEによるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, OH HOW I MISS YOU TONIGHT
2, JUST ONE MORE CHANCE
3, I GET ALONG WITHOUT YOU VERY WELL
4, ALL ALONG
5, IF I HAD YOU
6, WHEN DAY IS DONE
B面
1, MISS YOU
2, THESE FOOLISH THINGS
3, AFTER YOU'VE GONE
4, UNFORGETTABLE
5, IT'S EASY TO REMEMBER
6, I'LL BE SEEKING YOU

FAYE RICHMONDE

2007年04月08日 | 女性ボーカルR
DAVIS盤/FAYE RICHMONDE/A LITTLE SPICE/1957

今晩のこのアルバムは今まで二度入手する機会があったのですが二度とも躊躇して買い損ねてしまいました。何と言ってもこのジャケットですから気後れしたのです。右手を襲いかかるように掲げて怖い感じもします。こういうアルバムを買ったはいいが内容が気にいらなかったら, それこそ家族から顰蹙ものではないかと余計な心配をしたのです。が, しばらくしてこのアルバムの内容がジャケットのように露骨なボーカルではないと聞き、やはり手に入れようと少し探すと太平洋の向こうにありましたので入手した次第です。ですから入手に苦労した思いはさほどありません。価格も国内で売買される価格よりはかなり安かったです。少し分からない点もあります, というのはジャケットの若干のデザイン違いが存在するのです。僕のアルバムのジャケットは上の写真のとおりですが、↓の写真のようにレースのような生地が青色となっているのがありました。そのアルバムは印刷に青色インクを使っているので裏面の文字が青色になっています。僕のアルバム裏面の文字は黒色です。どちらもレーベルは黒字にシルバー文字で, 番号はどちらもD-101となっているのですが、このレーベルはプライベートレーベルのようですから、おそらくプレス枚数が少なく何回かに分けてプレスされその時に違いが生じたのではないかと想像していますが, どうでしょうか? 或いは過激なジャケットに手を加えてデザイン的に抑えたか、又はより過激に手を加え販売枚数を増やそうと考えたのかと想像を巡らせるのも楽しいものですね。


ジャケット写真の女性がFAYEではないと思いますが、このFAYE RICHMONDEというシンガーがどんな顔をしているのかも知りません。ひょっとするとジャケット写真の女性が彼女そのものなんて事はないだろうと自問自答していますが, 僕は知りません。彼女のボーカルは語り歌いと言えばいいのでしょうか? 落ち着いたしっとりとした声で語るが如くに歌います。その歌い回しは自然で気負いもなくチカラが抜けたリラックスしたボーカルで好感が持てます。クラブシンガーとして主に活動していたそうですが、ピアノのみの伴奏でどこかのクラブで聴いているかのような気分が味わえます。残念ながらピアノプレイヤーの名前も判りません。

収録曲
A面
1, IF I CAN'T SELL IT, I'LL KEEP SITTIN' ON IT
2, THE DENTIST SONG
3, NAGGIN' WILL NOT HOLD A MAN
4, SHE'S NINE MONTH'S GONE FROM HOME
5, HANDY ANDY
6, I WANT A MAN TO GIMME SOME LUCK
B面
1, COME UP AND SEE ME, ANYTIME
2, FIND OUT WHAT THEY LIKE
3, KEEP YOUR NOSE OUT OF MAMA'S BUSINESS
4, IF YOU CAN'T GET FIVE, TAKE TWO
5, NEVER BRAG ABOUT YOUR MAN
6, MY MAN O' WAR

MIYOKO HOSHINO

2007年04月07日 | 女性ボーカルH
GLAD-HAMPS盤/LIONEL HAMPTON/HAMP'S PORTRAIT OF A WOMAN

LIONEL HAMPTONがRUTH BROWNやROBERTA SHERWOODを起用した言わば“俺っちと女たち”というようなアルバムです。ジャケット写真のモデルはSANDORA JORDANという女性で素性は不明です。収録されているシンガーは6名でどのようなシンガーがどの曲を歌っているかは下記をご覧下さい。このアルバムはHAMPのタレントスカウト的アルバムであるとノートにはありますし, 実際にブラジルで彼が発掘したのがCARMEN COSTAというシンガーだと書かれています。ROBERTA SHERWOODが乾いた声でガンガンと歌うB-1のPLEASE DON'T TALK ABOUT MEこれが魅力ある仕上がりとなっています。CARMEN COSTAというシンガーはよく知りませんが, 甘いしっとりとした声で軽快にボサノバを唄います。SALLY GARCIAも情感のこもったボーカルを聴かせてくれます。RUTH BROWNは持ち味のねっとりとしたボーカルで聴かせます。NELLIE CLARKEはやや低い声で相当にハスキーなボーカリストです。それからHOSHINO MIYOKOが“ここに幸あり”を日本語と英語で一曲だけ歌っていて, 他のシンガーと比べて聴くと彼女のは楚々としたお茶漬けの味わいです。最後の曲GLADYSはHAMPの奥さんだそうで, 彼女に捧げた曲となっていて女性コーラスがやさしくメロウに歌う曲です。6名のさまざまなボーカルが楽しめるアルバムですが、勿論LIONEL HAMPTONは全曲に参加しています。

収録曲
A面
1, PLEASE DON'T TALK ABOUT ME-RUTH BROWN
2, WHEN I FALL IN LOVE-SALLY GARCIA
3, PALHACADA-CARMEN COSTA
4, EASY LIVING-NELLIE CLARKE
5, HERE'S HAPPINES-MIYOKO HOSINO
6, BRAND NEW WORLD-ROBERTA SHERWOOD
B面
1, IT DOESN'T HURT TO SAY YOU'RE SORRY-ROBERTA SHERWOOD
2, BOSSA NOVA YORK-CARMEN COSTA
3, THE NEARNESS YOU-SALLY GARCIA
4, JUST IN TIME-NELLIE CLARKE
5, PLEASE BE KIND-RUTH BROWN
6, A SKETCH OF GLADYS-THE HAMPTONS

CAROL STEVENS

2007年04月06日 | 女性ボーカルS
ATLANTIC盤/CAROL STEVENS/THAT SATIN DOLL/1957年録音

彼女のことは例によって分かりません知りません。ライナーノートにも彼女の髪が黒いとか書かれている程度です。本アルバムもCDが最近発売され聴きやすくなりボーカルファンには朗報となっています。CDは聴いていませんが良い再生音であって欲しいものです。先日入手したコニースティーブンスの輸入CDの音はひどくパソコンからの音楽を聴いている感じでしたが。

このアルバムはA面は全6曲が言葉なくスキャットで歌われています。PHIL MOOREはこのアルバムにおいて言葉なくスキャットで歌うというアレンジについて、優れた女性シンガーそのものが楽器であるから言葉は必要ではないというような事を述べています。という狙いで収録されたA面は彼女のワードレスのヴォーカルで歌曲の雰囲気とPHIL MOOREのアレンジの妙味を楽しんで聴き, B面は彼女の柔らかくハスキーな声の歌唱で言葉を聴きながら楽しめる構成になっていますが、僕は未だにまた今の所まだB面の方が好きです。B-1のROMANCE IN THE DARKやB-5のKEEP ON DOIN' WHAT YOU'RE DOIN'がお気に入りです。B-6のAT LASTはアップテンポで歌われていてエタジェイムスのそれとは全く違うアレンジとなっていて別の曲のようです。ところでこのジャケットですが、黒髪と黒眉毛, 黒シャツと黒パンツと黒づくめでタイトル字にも黒が使われていて、デザイン上で使用されている色は白、黒、濃ピンク、グレー、肌色(顔と手)というわずかに5色だけが使われているという事で多少重い感じを受けるジャケットデザインですが、それもこのアルバムの特徴でしょう。

PHIL MOORE指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, IN A MELLOTONE
2, SATIN DOLL
3, SAVED IT ALL FOR YOU
4, EVERYWHERE
5, MOOD FOR YOU
6, LURELEI
B面
1, ROMANCE IN THE DARK
2, LYING IN THE HAY
3, I'M PLAYING WITH FIRE
4, TENDER AS A ROSE
5, KEEP ON DOIN' WHAT YOU'RE DOIN'
6, AT LAST

CANNONBALL ADDERLEY

2007年04月05日 | ジャズ全般
EMARCY盤/CANNONBALL ADDERLEY/SOPHISTICATED SWING

今日はボーカルではなく、ジャケ買いの僕が好きなアルバムの一枚です。キャノンボールのアルバムの中で一番好きなジャケットです。赤いメルセデス・カブリオレ300S(?)と女性の後ろ姿がジャケット写真となっているのですが、僕はキレイな女性がジャケットを飾っていると魅かれる習性があるのですが、このアルバムは車に魅かれて入手しました。車のブログではないので車の話は切り上げますが、このジャケットは入手時の僕にとってはそのようなインパクトがあったわけです。最近になってジャズ批評で原田氏がこのジャケット写真の女性のパンティーラインが判別できるような高画質なジャケットで再現, 復刻して欲しいと述べておられるのを読みました。そういう見方もあるのかと改めてお尻のあたりを見てしまった僕でした(笑)。演奏内容は僕が下手なことを言うよりももっと詳しい人がいらっしゃると思いますので、今日はこの辺で失礼します。明日は県外へ出ますので, 記事は夜遅くなると思います。

パーソナルは, JULIAN CANNONBALL ADDERLEY(as), NAT ADDERLEY(cor), JUNIOR MANCE(p), JIMMY COBB(ds), SAM JONES(b)
収録曲
A面
1, ANOTHER KIND OF SOUL
2, MISS JACKIE'S DELIGHT
3, SPRING IS HERE
4, TRIBUTE TO BROWNIE
B面
1, SPECTACULAR
2, JEANIE
3, STELLA BY STARLIGHT
4, EDIE McLIN
5, COBBWEB

JUNE HUTTON

2007年04月04日 | 女性ボーカルH
TOPS盤/JUNE HUTTON/LET'S FALL IN LOVE

彼女は1920年シカゴ生まれで、1930年台後半に姉とともにシスターズで活動を始めたのが最初で、1941年にはCHARLIE APIVAK'S VOCAL GROUPでリーダーを3年つとめ、その後にトミードーシーのTHE PIERD PIPERSにジョー・スタフォードの後釜として参加し(その参加時のいきさつがライナーノートに書かれていて寺島氏が引用してジャズ批評本にて紹介されています), 1950年にはソロシンガーとなったのです。芸歴は長くソロシンガーとなったのは早いとは言えないようです。ジャケット写真の彼女はとても美人とは思いませんが親しみのある表情をしています。彼女の声質はふくよかで柔らかさを感じさせるものです。A-2のIT'S BEEN A LONG LONG TIME、A-4のTHEN I'LL BE HAPPY,A-6のI'LL BUY THAT DREAMやB-3, MAYBE IT'S BEACAUSE, B-4のIMAGINATION, B-5のDREAMあたりが僕としては気に入っています。彼女のボーカルは最初のとりつきで虜にするような即効力はありませんが、何度か聴いているとじんわりと良さが伝わってくるアルバムです。

FRANK COMSTOCK & LEW RAYMOND指揮アレンジによるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, LET'S FALL IN LOVE
2, IT'S BEEN A LONG LONG TIME
3, 100 YEARS FROM TODAY
4, THEN I'LL BE HAPPY
5, ALL ALONE
6, I'LL BUY THAT DREAM
B面
1, ANGRY
2, YOU'VE CHANGED
3, MAYBE IT'S BEACAUSE
4, IMAGINATION
5, DREAM
6, IT HAPPENED ONCE BEFORE

DAMITA JO

2007年04月03日 | 女性ボーカルJ
MERCURY盤/DAMITA JO/THIS ONE'S FOR ME/

彼女は邦題“ラストダンスは私に”原題“I'LL SAVE THE LAST DANCE FOR YOU”のヒット曲で知られるらしいですが僕は知りませんでした。このアルバムは彼女とクィンシー・ジョーンズが話しあってコンセプトを決めたらしく、彼女にとって自分の為の本当のアルバムになるであろう一枚と言わせています。A面の最初の曲“ IN THE DARK“の出だしからクールです。ミュートされたトランペットが2~3音するとそれにベースがかぶってきて彼女のボーカルが始まります。僕はこの曲で本アルバムがお気に入りになりました。彼女は抑え気味に静かに温かく歌います。次の“YOU WON'T LET ME GO”はオルガンとドラムが小気味良い一曲です。B-1のJUNE NIGHTもノリが良くベース音につい乗せられます。B-5のBESAME MUCHOはバックの演奏と共に楽しめます、これは多分クインシージョーンズのアレンジでしょうね。B-6の SPEAK TO ME OF LOVEはベースがリードするアレンジとなっていてアグレッシブに一気に歌います。彼女のあまりクドくない歌い回しがウォーム感を伴って聴かせてくれます。

アレンジはAL COHNとBILLY BYERS
QUINCY JONESとBILLY BYERSの指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, IN THE DARK
2, YOU WON'T LET ME GO
3, SINCE I FEEL FOR YOU
4, I'LL BE AROUND
5, I'M A FOOL TO WANT YOU
6, EVERYBODY'S SOMEBODY'S FOOL
B面
1, JUNE NIGHT
2, LOVE YOU MADLY
3, FIFTEEN YEARS (AND I'M STILL SERVING TIME)
4, A GOOD MAN IS HARD TO FIND
5, BESAME MUCHO
6, SPEAK TO ME OF LOVE

GEORGIA GIBBS SP盤

2007年04月02日 | 女性ボーカルG
やはり4月の仕事始めの一日はなにかと忙しいですね。早く帰宅してシステムの接続をやり直すつもりが結局遅くなり、帰宅食事がずれ込んでしまいました。お酒を飲むと機器の扱いがつい雑になるので、食事中から珍しくアルコールも口にせず食事は15分ぐらいで御馳走様をして配線とかアンプに配置替えをしました(腰筋が疲労してうめき声を上げています)。パワーアンプは当たり前の事でしょうが重いですね。だんだんとその重さが堪えるようになってきました(笑)。

なんとかセットし直せたので、最初にSP盤・モノラルLP盤・ステレオLP盤をとりあえず聴いて左右の音のチェックなどをして違和感もなかったので腰を落ち着けてSP盤を聴き比べしました。その前にデンオンのC2というクリスタル針ですが中々に納得がいかず、とりあえずオーディオテクニカのSP用カートリッジに替えてみたら音が落ち着いた感じで楽しめるようになりました。C-2はカートリッジ自体も相当に重いので針圧が適性に出ていなかったか或いはすでに摩耗した方の針を使ったのかも知れません(C-2は二つ有ります)、指先の感じでは針もまだ使えそうではあったのですが、この辺りは不明な点が多く、また時間がある時にアレコレと試してみるつもりです。

SP盤は先日から程度のよさそうなのを手に入れていますが、程度が良いのと録音が良いのは別の話でLPと同じでSP盤にも録音やカッティングが良し悪しがあるようです。今の手持ちのSP盤で一番音が良く聴けたのが、写真に載せたCORAL盤/GEORGIA GIBBS/I STILL FEEL THE SAME ABOUT YOUでした。これはOWEN BRADLEY SEXTETがバックをつとめています。多少のプチチリ音は入りますが、バックの音もよく再現されます。ギターの音が特に良く、彼女のボーカルもしっとりとスイングしており充分楽しめました。とりあえずSP盤を楽しめる環境は整ったと安心した次第です。SP盤は中音域が中心ですが音楽を楽しむのに別に不足がないのにあらためて気がつかされました。現代オーディオの広域再生も素晴らしいとは思いますが、それとは違った音楽の楽しみ方もあるという事を今さらですが発見できたような嬉しさがあります。

SP用準備完了

2007年04月01日 | オーディオ
今日は、SP用の針をカートリッジに装着、また新しいアームをターンテーブルに装着する為に費やしました。夕方に出来上がり自宅へ持って帰ってきたターンテーブルです。一番左が新しく装着したSP用の針をつけたアームでオーディオ・クラフト製のアームです。SP盤はそう頻繁に聴くようには思いませんでしたのでこれでいいかなと思いました。

これから配線を接続してレコードを聴きたいのですが、もうその元気が残っておりません。配線は明日にします。
いま考えているシステムは
DL103STEREO針ーLNP-2L-PA(TUBE)-ALTEC
DL102MONORAL針ーLNP-2L-PA(TUBE)-ALTEC
C-2(SP)-ML-1L-6RA8(TUBE)-AXIM80
の3系統としてカートリッジの差換えなしでいつでも聴けるようにしたいと考えています。
うまく接続できれば良いのですが、よく+-を間違えますし左右も逆に繋ぐ事が多いのもですから。
また報告いたしますが、今日はこれにて失礼します。