ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

JENNIE SMITH

2007年04月12日 | 女性ボーカルS
DOT盤/JENNIE SMITH/JENNIE

彼女は1938年生まれで, 父親はラジオ局で働いていたらしいですが, 小さい頃から教会で歌っていて, ジャズシンガーでもありポップシンガーでもあったのでしょうか。もっとも当時はあまりそのような区分けは意識されてなかったはずですが。14歳の頃に本格的シンガーとしてスタートし, ライオネルハンプトン等と活動を共にしたのです。このアルバムは彼女の初アルバムだとライナーノートでステーブ・アレンは述べていると共に彼女はピアノも弾けハーモニーを理解していて“sings Pretty”だと表現していますが, prettyとは実に適切な形容だと思います。ジャケットが小猫を抱いた写真で, このジャケットの人気も高いアルバムです。本アルバムは前述したスティーブ・アレンの作品を歌ったものですが、彼女の声質は一口で言うとキュートとかprettyという表現がピッタリでしょう。歌い回しはソフトでやや舌足らずな感じもありますが可愛く, 聴き手の気持ちを逆なでするような事が全くなく安心して彼女の歌声に包まれて夢心地で聴くことができるアルバムです。このアルバムもモノラル盤とステレオ盤がありますが, 所有のはステレオ盤DLP25586です。ステレオ盤でも録音は優れたものとなっています。彼女のアルバムは把握できている範囲でDOT, RCA, COLUMBIA, CANADIAN AMERICANがあるのですがその内3枚は聴いたのですがもう一枚が未聴で何とか入手したいこの頃です。

BOB ENEVOLDSENのアレンジ, DONN TRENNER指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, SPRING IN MAINE
2, AFTER AWHILE
3, YOU'D KNOW IT
4, WUTH YOU
5, AFTER YOU
6, I LOVE YOU TODAY
B面
1, THE THINGS MY HEART TELLS ME
2, TONIGHT
3, NEVER HAD THIS FEELING BEFORE
4, PRETEND YOU DON'T SEE HIM
5, LIFE IS BUT A DREAM
6, WHEN I'M IN LOVE