ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

NORMA MENDOZA

2007年04月15日 | 女性ボーカルM
FIREBIRD盤/NORMA MENDOZA/ALL ABOUT NORMA

彼女はフィラデルフィア生まれだそうですが生年などは知りません。名前からも想像がつくようにスペイン系の血筋のようです。このアルバムで共演しているジミーウィズナーは彼女の旦那さんだそうです(伊原直之氏のノートより)。所有アルバムはFIREBIRDのオリジナルではなくNORMA盤です。これがオリジナルならそりゃー嬉しいのですが, 今の僕には買えません。今までに数度見かけたのですが数十万円以上の値段がついていてとてもとても手が出ませんでした(笑)。伊原氏が30年前に入手された時が数万円だったとノートに書かれているので、今となっては数十万円もむべなるかなですが。一度はオリジナルを聴いてはみたいと思うのですが, 叶うかどうか想像もつきません。このオリジナルを聴いてみたいと思うのもNORMA盤も音は悪くないのですが、やはり再発盤特有のやや音が薄く感じられます。音楽の芯のところがややボケているという印象があるのです。彼女の声質は澄んだ声(だと僕は思うのですが時々こもった声のようにも感じられるのですが、これが再発盤ゆえに起因しているのかどうか僕には判断つきません)でメゾソプラノ程度の高い音まで正確に発声します。歌い口はストレートな歌い方ですがしっとりと情感を込めて聴かせてくれます。ただ彼女のボーカルはどの曲を聴いても, 明るさが感じられずどこか物悲しくトーチソングのように僕には聴こえるのです。そういう風情が好きなリスナーには堪らない一枚でしょう。

パーソナルは, NORMA MENDOZA(vo), JIMMY WISNER(p), ACE TESONE(b), DAVE LEVIN(ds), HANK CARUSO(ds)
収録曲
A面
1, SIDNEY'S SOLILOQUY
2, LITTLE NORMA
3, BALACK IS THE COLOR
4, WHEN SUNNY GETS BLUE
5, OUR LOVE IS HERE TO STAY
6, WARM
B面
1, DREAMY EYES
2, I DIDIN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
3, JUST IN TIME
4, POTATO CHIPS
5, MY FUNNY VALENTINE