ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

PUG HORTON

2007年08月11日 | 女性ボーカルH
BODESWELL BW 102/PUG HORTON/ DON'T GO AWAY/1979

バグ・ホートンというシンガー, 地味な存在じゃないかと思いますが、7歳から歌っていたそうですから芸歴の長さに裏打ちされた実力あるシンガーだと思います。取り立てて美人でもないし華も感じられないのですが、A-1のIFの静かな語り口から始まるボーカルを聴いた瞬間からこのアルバムは聴けると感じるはずと思います。ピアノのローランド・ハナの演奏も楽しめますし、ミント・ヒントンのベースがよく効いていてアルバム全体を引き締めていると思います。リードの音色が安らぎを加えていますが、奏者のボブ・ウィルバーは彼女の夫君だそうです。彼女の歌い回しはあまり技巧を労せず素直にさらりと流しているように感じます。落ち着きのあるボーカルで好感がもてます。僕はA-1のIFやA-2のBREEZIN' ALONGがA面ではお気に入りですが続く曲も好きですし、B面ではミント・ヒントンのベースのバッキングで始まるB- 1のBY MYSELFが良くそのまま全曲聴ける好盤と思います。このアルバム、ハッキリとは覚えていないのですが海外のショップから入手したもので10$もしなかったと思います。でも船便送料が6$ぐらいかかって忘れた頃(3ヶ月後ぐらい)に届いたのはよく覚えています(笑)

パーソナル:PUG HORTON(vo), ROLAND HANNA(p), MINT HINTON(b), BOB WILBER(reeds)

収録曲
A面
1, IF
2, BREEZIN' ALONG
3, I CAN DREAM
4, SEND A LITTLE LOVE MY WAY
5, MELANCHOLY
6, DON'T GO AWAY
B面
1, BY MYSELF
2, SWEETHEART O'MINE
3, I'LL STRING ALONG WITH YOU
4, I FOUND A NEW BABY
5, MISS MY LOVIN'TIME
6, TIPPERARY

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