ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Helen O'connell

2006年04月24日 | 女性ボーカルO
VIK盤でHelen O'connellの“ Green Eyes” 1957年録音です。彼女は1920年オハイオ州生まれで、アイルランド系の家に生まれた金髪の美人歌手と本には紹介されていますが、このアルバムの写真を見るとそれに異を唱えることはできません。'41年には“アマポーラ”でミリオンセラーを記録しましたがその後に結婚して引退したそうですが、ほどなくカムバックし'80年にはローズマリークルーニーとツアーに出て大成功を収めたという事です。このアルバムは彼女のアルバムの中でも人気が高いものでしょう。彼女の得意とする歌が選曲されているようで、聴くとのびのびと自信に溢れた歌い回しをしています。どちらかと言うと声量を活かして歌い上げる歌手ですが、余力を充分に残しながら押さえた表現になっているところが好ましいところです。バンドシンガーの花形としての華やかさも感じられますし、ドリスデイーと並ぶお気に入りの歌手です。

指揮はMarion Evans
収録曲はA面が
1.Star Eyes
2.Not Mine
3.Tangerine
4.Green Eyes
5.Yours
6.When The Sun Comes Out
B面が
7.All Of Me
8.Jim
9.Amapola
10.Time Was
11.Embraceable You
12.Brazil

余談ですが、以前にも投稿して申し上げましたが、このブログを始めて改めていろんなアルバムを聞き直す機会が増え、アルバムの良さを再認識しています。よほど好きでないアルバム(例えば個人的にはMARLA SMITH)以外には好み以外のアルバムでも良さは感じられると思います。時代を経て残ったアルバムはどれも良いということでしょうか。

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