ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

SERENA SHAW

2007年10月17日 | 女性ボーカルS
RAMA/RLP 5001/SERENA SHAW/CRY MY LOVE

昨日は仕事で大阪へ日帰りしました。本町で用件をすませた後、時間があったので2軒レコードショップを廻ってきました。最初に行ったお店はレコードは巾広いジャンルで国内盤から輸入盤まで大量に在庫してあるのですが、僕が欲しいと思うものはなく30分ぐらいで別の店へ。そこでボーカルの棚を漁っていたのですが、ここでもあまり欲しいのがありません。どうしようかなぁと店内を見渡すと、リタライスとモニカのきれいな再発盤が、と思ったのですが再発盤を誇らしげに壁に飾る店ではないので店主に尋ねるとオリジナルとの返事で、あまりにキレイだったのでとりあえず2枚をキープして他を漁ってから、さてどうしようかと考えたのですが、僕は考える時は大体に購入してしまうのです。車を運転している時もアクセルかブレーキかで迷ったらアクセルを踏む方ですから(危)、で壁に飾ってあった2枚のうちの1枚とボックスから選んだ1枚の2枚を持ち帰りました。お店2軒訪問してアルバム2枚だけの持ち帰りとはいつになく少なかったです。こういう店のアルバムは高価ですが, 国内外の通信販売で入手するより, 店の暖簾をかけて店主が吟味しているのでまず間違いないのが安心ですね。といっても店にもよるでしょうが。

さて今晩のアルバムの話ですが、いつもお気に入りのシンガーばかりを紹介するのも偏ってしまうのではと思ったので、あまり聴かないアルバムをターンテーブルに載せて聴きながら書いています。このシンガーは多分このアルバム一枚切りだろうと思うのですが他にもアルバムがあるのかも知れません。彼女のボーカルですが広い音域を持っているようでしっかりとした習練を重ねた末に得た安定感や聴く者に無理を感じさせない余裕あるドライブ感があるのです。ただ僕には彼女のボーカルに隙が無いせいかどうか温度不足のように感じられます。多分このアルバムが店頭で売られた場合は“エキゾチック・ボーカル”というような寸評がつくのではないでしょうか。ジャケットには彼女の名前の下にA NEW VOICE A NEW SOUNDとありますから、それはそのまま内容を言い当てているような気もします。ライナーノートには広いレンジはYMA SUMACのようで、歌い上げるスタイルはSOPHIE TUCKERのようで、ムンムンした魅力はJOSEPHINE BAKERのようだと評されていますが、この辺りの表現もいま一つ僕にはよく分かりません。ただ彼女の歌い回しは正確で間違いなく不安定さは微塵も見せません。もう少し情感を感じさせてくれれば申し分ないと僕は感じているのですが如何でしょうか。僕にとって消化不良であったこのアルバムですが, この先しばらくして聴く時には、また僕の感じ方も違うかなと思える一枚でした。

収録曲
A面
1, SOLITARY BLUES
2, YOU GO TO MY HEAD
3, BLUE PRELUDE
4, ST.LOUIS BLUES
5, BALI HAI
6, I GOTTA RIGHT TO SINH THE BLUES
B面
1, TABOO
2, SOLITUDE
3, IT'S A LAZY AFTERMOON
4, WILLOW WEEP FOR ME
5, KISS ME
6, LOVE FOR SALE

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