ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

PEGGY KING

2008年03月20日 | 女性ボーカルK
COLUMBIA/CL 713/PEGGY KING/GIRL MEETS BOY/

このアルバムはPEGGY KINGのアルバムというわけではなく、PEGGY KING・FELICIA SANDERS・JERRY VALEの共演盤です。アルバムがラブ・ストーリー仕立てになっていてパーシー・フェイス楽団のバックで, THE BOY NEXT DOORから始まりLET' FALL IN LOVEするのですが, TEMPTATION誘惑されて他の女性へよろめき(古い表現ですねぇ)、それでも以前の彼女が忘れられずJUST ONE MORE CHANCEと復縁した結果LOVE IS HERE TO STAYとなりメデタシめでたしという男にとってはまことに都合の良い理想的展開のストーリーを歌で綴ったアルバムです。一途に想い続ける女性をPEGGY KINGが歌い、誘惑する女性をFELICIA SANDERSが歌っています。こういう風に表現するとお判りと思いますが、純情な歌を唄うPEGGY KINGはより純情可憐に、誘惑する妖しい魅力を持つ場面ではFELICIA SANDERSが対比するかのごとくに色気を感じさせながら唄うということになっています。なおモテモテの男性として歌うJERRY VALEは毒にも薬にもならないストーリー展開上の進行役としてピッタリかと思います。本ジャケットのイラストは一コマ漫画のようになっていて上真ん中から右そして下へとストーリーが描かれています。こういうアルバムも時々聴いてみるのもおもしろいものですね。

曲順:A面 THE BOY NEXT DOOR, WOULD YOU LIKE TO TAKE A WALK, ALL I DO IS DREAM OF YOU, LET'S FALL IN LOVE, YOU BETTER GO NOW, GOODNIGHT MY LOVE  B面:I WANNA BE LOVED, TEMPTATION, IT'S EASY TO REMEMBER, JUST ONE MORE CHANCE, LOVE IS HERE TO STAY

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