ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

PAT MORRISSEY

2008年03月19日 | 女性ボーカルM
ADDISON/AD-3001/PAT MORRISSEY/STANDING PAT(SWINGS SONGS OF LOVE)/mono

ずっと以前に彼女のMERCURY/I'M PAT MORRISSEYを紹介させていただきましたが、今晩はそのパットのもう一枚のアルバムです。このアルバムはADDISON RECORDSというレーベルなのですがニューヨークに所在した会社というのはレーベルを見て分かるのですがかなりマイナーなレーベルなんでしょうか僕はあまり聞いたことがないレーベルであります。本アルバムと前述のI'M PAT MORRISSEYを聴き比べてみましたが、どちらもカマトトっぽいボーカルは変わりませんが、本アルバムのアレンジとバックの演奏の方がより歯切れが良くよりスイング感があります。バックのメンバーはノートに記述がないので不詳ですが, ピアノ・ベース・ドラム・ボンゴのようですが、録音が良くバスドラムがドスンドスン、スネアーがシャンシャン、ピアノもドラムの弦も良く鳴って、ボンゴも勿論快調に飛ばしています。そういうバックの演奏のせいか彼女のカマトト極甘のボーカルがよりスイングして聴こえるのかも知れませんが軽快な歌い回しに思えます。A-1のIT'S YOU OR NO ONEのドラムの前奏から始まる曲を聴くだけで“I'M PAT MORRISSEY”とはちょっと感じがちがうぞという気にさせられると思います。A-4のMEAN TO MEは彼女の特徴的カマトトandネットリ感で歌われます。A-6のDAY IN, DAY OUTは軽快で好きな曲です。B-4のEASY LIVINGは歌い出しで彼女が“LIVING”と歌うところでリ~~ビィ~ングと長めに引っ張るのでお尻がもぞもぞするような焦れったい感じになりました。焦らし戦術も心得ているようです。B-6のEVERYBODY LOVE MY BABYも早いテンポでカマトト振る間もなく歌われています。彼女のカマトト戦術はテンポのゆっくりしたバラード等に最大力量を発揮するようです。ところで“I'M PAT MORRISSEY”のジャケット写真では彼女の右目の下にホクロがありますがジャケット裏の写真には左目下にあります。これはどちらかの写真の左右が逆になっているのじゃないかと、僕は表ジャケットの写真を逆使いにしたんじゃないかと推測しているんですが? あるいはホクロを付け替えたのか? 本アルバムではそのホクロはありませんので、昔流行した“つけぼくろ”だったんでしょうか。今日両方のアルバムを見てそんな事も考えながら聴いておりました。

収録曲
A面
1, IT'S YOU OR NO ONE
2, HE NEEDS ME
3, TRAPPED IN THE WEB OF LOVE
4, MEAN TO ME
5, THE MORE I SEE YOU
6, DAY IN, DAY OUT
B面
1, I CAN'T BELIEVE THAT YOU'RE IN LOVE
2, I HADN'T ANYONE TILL YOU
3, I'M A FOOL ABOUT SOMEONE
4, EASY LIVING
5, WEAK FOR THE MAN
6, EVERYBODY LOVE MY BABY

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