RUBIOT RECORDS/LP1062/SUZAN GRAY/AN EVENING AT THE RUBIOT/
今日のアルバムは多分無名に近いヴォーカリストとクィンテットのアルバムで, レーベルのRUBIOTも聞き慣れない。 トランペットのSONNY GREYじゃなくてピアノのSONNY GRAYだから僕の限られた知識外にあったアルバムです。このアルバムは某レコードショップの店主に“ボーカルが好きなようだからこのアルバムも聴いてごらんなさい。バックの演奏もいいですよ”と薦められたもので. 薦められるとまず重複しないかぎり素直に受け入れて入手した一枚です。悲しいかなこのアルバムの全ての演者に付いての知識がまるっきりないのでライナーノートを参考にさせてもらうと、そもそもRUBIOTというのはオクラホマに1959年に開業したクラブで、そのクラブでのライブが録音され、これは想像にすぎないですがクラブのオーナーが作製した自主レーベル盤のように思えます(?)。またピアノのSONNY GRAYとSUZAN GRAYは名前からのとおり夫婦です。写真が小さいのですが SUZANはこんな感じの女性です。彼等は主に米国の中南部のラジオやクラブで活動していたという事ですが、こういうほとんど無名に近くまた日本のジャズ雑誌でもほとんど取り上げられる事がない彼等がこのように上質の演奏を残しているという点で, アメリカのジャズの層の厚さを改めて感じさせられる内容です。スーザンのボーカルはクラブやラウンジでのシンガーという印象で素直にスコアーに忠実に歌っています。各演奏者のソロも曲によってそれぞれ役どころを変えて充分に楽しめます。このアルバムでは, SUZANのボーカルはこのグループのメンバーの一員という位置づけが明確に示されますが、それがこのアルバムの出来栄えの良さとなっているように思え、各演奏者の力量のバランスが良く, 聴いていて心地よいです。僕は特にヴィブラフォーンのKENNY QUINNやピアノのSONNYとボーカルのSUZANのふくよかで小洒落たボーカルが気に入っています。当初はボーカルを聴くつもりで聴き始めた本アルバムですが、知らずインストにも引き込まれて懸命に聴いていました。バイブとピアノソロが良い軽快な曲A-1のFOR KEEP、ダンスができると思えるようなアップテンポでのB-1のNOW'S THE TIME。SUZANのボーカルの中では一番お気に入りのB-GET OUT OF TOWNカットアウトされているのが残念。インストで一番のお気に入りはヴィブラのゆっくりとした演奏から始まり途中からテンポアップされて軽快に演奏されるB-3, BAUBLES, BANGLES & BEADSが好きですね。ボーカルとインストのバランスが取れそれぞれに楽しめる好盤と思います。
パーソナル:SUZAN GRAY(vo), SONNY GRAY(p), KENNY QUINN(vib. trb), JOHN RIGNEY(b), BILL ARNOLD(ds)
A面
1, FOR KEEPS
2, WHEN THE WORLD WAS YOUNG*
3, VIBES BASS BLUES
4, THE THRILL IS GONE *
5, DEARLY BELOVED *
6, IT COULD HAPPEN TO YOU
B面
1, NOW'S THE TIME
2, GET OUT OF TOWN *
3, BAUBLES, BANGLES & BEADS
4, NO MOON AT ALL *
5, ANGEL EYES *
6, SISTER SADIE
*印がSUZANのボーカル有りの曲
今日のアルバムは多分無名に近いヴォーカリストとクィンテットのアルバムで, レーベルのRUBIOTも聞き慣れない。 トランペットのSONNY GREYじゃなくてピアノのSONNY GRAYだから僕の限られた知識外にあったアルバムです。このアルバムは某レコードショップの店主に“ボーカルが好きなようだからこのアルバムも聴いてごらんなさい。バックの演奏もいいですよ”と薦められたもので. 薦められるとまず重複しないかぎり素直に受け入れて入手した一枚です。悲しいかなこのアルバムの全ての演者に付いての知識がまるっきりないのでライナーノートを参考にさせてもらうと、そもそもRUBIOTというのはオクラホマに1959年に開業したクラブで、そのクラブでのライブが録音され、これは想像にすぎないですがクラブのオーナーが作製した自主レーベル盤のように思えます(?)。またピアノのSONNY GRAYとSUZAN GRAYは名前からのとおり夫婦です。写真が小さいのですが SUZANはこんな感じの女性です。彼等は主に米国の中南部のラジオやクラブで活動していたという事ですが、こういうほとんど無名に近くまた日本のジャズ雑誌でもほとんど取り上げられる事がない彼等がこのように上質の演奏を残しているという点で, アメリカのジャズの層の厚さを改めて感じさせられる内容です。スーザンのボーカルはクラブやラウンジでのシンガーという印象で素直にスコアーに忠実に歌っています。各演奏者のソロも曲によってそれぞれ役どころを変えて充分に楽しめます。このアルバムでは, SUZANのボーカルはこのグループのメンバーの一員という位置づけが明確に示されますが、それがこのアルバムの出来栄えの良さとなっているように思え、各演奏者の力量のバランスが良く, 聴いていて心地よいです。僕は特にヴィブラフォーンのKENNY QUINNやピアノのSONNYとボーカルのSUZANのふくよかで小洒落たボーカルが気に入っています。当初はボーカルを聴くつもりで聴き始めた本アルバムですが、知らずインストにも引き込まれて懸命に聴いていました。バイブとピアノソロが良い軽快な曲A-1のFOR KEEP、ダンスができると思えるようなアップテンポでのB-1のNOW'S THE TIME。SUZANのボーカルの中では一番お気に入りのB-GET OUT OF TOWNカットアウトされているのが残念。インストで一番のお気に入りはヴィブラのゆっくりとした演奏から始まり途中からテンポアップされて軽快に演奏されるB-3, BAUBLES, BANGLES & BEADSが好きですね。ボーカルとインストのバランスが取れそれぞれに楽しめる好盤と思います。
パーソナル:SUZAN GRAY(vo), SONNY GRAY(p), KENNY QUINN(vib. trb), JOHN RIGNEY(b), BILL ARNOLD(ds)
A面
1, FOR KEEPS
2, WHEN THE WORLD WAS YOUNG*
3, VIBES BASS BLUES
4, THE THRILL IS GONE *
5, DEARLY BELOVED *
6, IT COULD HAPPEN TO YOU
B面
1, NOW'S THE TIME
2, GET OUT OF TOWN *
3, BAUBLES, BANGLES & BEADS
4, NO MOON AT ALL *
5, ANGEL EYES *
6, SISTER SADIE
*印がSUZANのボーカル有りの曲
初めまして。またコメントありがとうございます。
貴ホームページを拝見しました。
特にオーディオ関係の部分ははしょった拝見になりましたが一通り拝読させていただきました。
オーディオに対するお考えに共感もさせていただき、またこれからは勉強もさせていただければと存じます。
お気付きの事あればいつでもご指摘くださいませ。
僕もまた貴ページに訪問させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。