ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

じっくり聴きたいANN BURTONのスローバラード集

2010年07月02日 | 女性ボーカルB
蘭ARTONE/XDJ S-5020/ANN BURTYON/BALLARDS & BURTON/Stereo/ (この記事は以前のに加筆して再アップしたものです)

リタ・レイスも有名で人気あるけど, このアン・バートンもオランダを代表する女性ジャズ・シンガーの一人。本アルバムは、BLUE BURTONと並ぶかそれ以上の彼女の代表アルバムだと思ってます。彼女の名前でおもしろいのはBURTONというのは彼女の好きな役者リチャード・バートンからとったのだと岩波洋三氏の著書で読んだ記憶があります。本アルバムで気になる事があるのは、国内外オークションにおいて蘭盤ARTONEがオリジナルにもかかわらず、後発のCBS盤をオリジナルとして売りに出しているセラーがいる事。それは正確ではないと思いますので、もしご存知でない方がいらっしゃればご留意いただきたいところです。ジャケットの彼女の顔の大写し写真を見ると、彼女の意思の強さが表れているような固い印象を受けますが、姿よりも彼女の歌唱力を楽しみたいと思いう。本アルバムを入手したのは、今はもう閉店してしまいましたが、大阪難波のBIG PINKで、その閉店セールを催している時に店主に掛け合って半額にしてもらった思い出の品物。店主殿その後もお変わりなく元気でお過ごしでしょうか?その節は大変お世話になり有難うございました。

バラードが得意な彼女です、アルバムのどの曲を聴いても彼女の暖かみが感じられるようなバラードが心に染み入ってくる。特に最初の曲“A LOVELY WAY TO SPEND ANN EVENING”は好きなボーカル曲ベスト10の上位を今でも占めています。他の曲もどれも楽しめます。まさに大人のバラードの味わいで、こういうスローバラードを聴かせるシンガーも少なくなったと思う。

バックのLOUIS VAN DYKEのピアノもバラードによく合わせて一音一音を大切に弾き、その一音が聴き手に心地良さを誘う。

パーソナル; ANN BURTON(vo), LOUIS VAN DYKE(p), JACQUES SCHOLS(b), JOHN ENGELS(ds), RUDY BRINK(ts)

収録曲/A面/1, A Lovely Way To Spend An Evening /2, Try A Little Tenderness/3, Bang Bang/4, Someone To Watch Over Me/B面/1, The Shadow Of Your Smile/2, It Never Entered My Mind/3, That Ole Devil Called Love/4, Here's That Rainy Day

*明日は西宮へ英国ロイヤル・バレー団を鑑賞に行きます。今回で同バレー団の鑑賞は2回目ですが楽しみにしています。。また日本は惜しくも負けましたが、今晩からは好カードのワールド・カップも見なけりゃいけないし睡眠時間が慢性的に足りないです。