EMARCY/MG36011/DINAH WASHINGTON/FOR THOSE IN LOVE/1955年
ブルースの女王ダイナ・ワシントンの数あるアルバムの中でも僕のお気に入りの一枚“FOR THOSE IN LOVE”。そのブルースの女王が歌うジャズ・アルバムでは“AFTER HOURS WITH MISS D/” やクリフォード・ブラウンとの共演盤“DINAH JAMS”ももちろん文句はないのですが、本アルバムもそれ等に劣らぬジャズ・アルバムとしての名盤。
昔は国内盤で聴いていたのだが、WYNTON KELLYのを探していた時に出会ったアルバムでオリジナルでもあったし、且つ安かったので(50人ぐらいのGeorge Washingtonだったと思う)即買いしたアルバム。それで届いたのがシルバー・リムのオリジナルでかなり嬉しくちょっと驚いた次第。
彼女のボーカルには独特のクセがあってそれが好きでないという人もいると思う。僕も最初はちょっと馴染めない感じもあったが、それが今は全くない、それどころか人によってはその馴染めない部分こそが彼女の魅力なのだと今では思う。彼女のヴォーカル、人によっては甲高い声という人もあるだろう。でもその良く伸びる高音で天を真っ二つに切り裂くようなヴォーカルは快感である。加えてフレージングの巧みさと滑らかさ,精密さは流石と感じさせられる。国内盤に替わって入手した本アルバムだが思いがけずの1stオリジナル盤で加えて非常にキレイな盤面で僕の所有しているEMARCYの他のオリジナル盤とくらべても本アルバムの盤面が一番キレイ。気になるチリパチ雑音もなく、ターン・テーブルに載せて聴き始めた時にあまりの高再生音に思わず表情がゆるんでいくのが自分でも分かった。そして本アルバムは米国からのプレゼントのような想いがした。思いがけず聴けば聴くほど気に入ったアルバムをあらためて聴く時の幸せな気分はどなたにもお有りではなかろうか。本アルバムが録音されたのが1955年という事だから彼女は数度の結婚離婚を繰り返して当時は独り身だった頃だろうか、そういう恋多い女王が歌った本アルバムのタイトルFOR THOSE IN LOVEを直訳すれば“恋してるそれらのために”となるのかな?そういう恋多き女王が歌うアルバムをあらためて聴いてみて下さい。バックのメンバーもいい顔ぶれでしょう。その演奏もそれぞれがしっかりとソロ演奏をしていて楽しめます。それからWYNTON KELLYのピアノもやっぱり好きだなぁ~。
パーソナル:DINAH WASHINGTON(vo), CLARK TERRY(tp), PAUL QUINICHETTE(ts), JIMMY CLEVELAND(trb), CECIL PAYNE(bsax), KETER BETTS(b), BARRY GALBRAITH(g), JIMMY COBB(ds), WYNTON KELLY(p)
収録曲/A面/1, I GET A KICK OUT OF YOU/2, BLUE GARDENIA/3, EASY LIVING/4, YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS/B面/1, THIS CAN'T BE LOVE/2, MY OLD FLAME/3, I COULD WRIGHT A BOOK/4, MAKE THE MAN LOVE ME/
ブルースの女王ダイナ・ワシントンの数あるアルバムの中でも僕のお気に入りの一枚“FOR THOSE IN LOVE”。そのブルースの女王が歌うジャズ・アルバムでは“AFTER HOURS WITH MISS D/” やクリフォード・ブラウンとの共演盤“DINAH JAMS”ももちろん文句はないのですが、本アルバムもそれ等に劣らぬジャズ・アルバムとしての名盤。
昔は国内盤で聴いていたのだが、WYNTON KELLYのを探していた時に出会ったアルバムでオリジナルでもあったし、且つ安かったので(50人ぐらいのGeorge Washingtonだったと思う)即買いしたアルバム。それで届いたのがシルバー・リムのオリジナルでかなり嬉しくちょっと驚いた次第。
彼女のボーカルには独特のクセがあってそれが好きでないという人もいると思う。僕も最初はちょっと馴染めない感じもあったが、それが今は全くない、それどころか人によってはその馴染めない部分こそが彼女の魅力なのだと今では思う。彼女のヴォーカル、人によっては甲高い声という人もあるだろう。でもその良く伸びる高音で天を真っ二つに切り裂くようなヴォーカルは快感である。加えてフレージングの巧みさと滑らかさ,精密さは流石と感じさせられる。国内盤に替わって入手した本アルバムだが思いがけずの1stオリジナル盤で加えて非常にキレイな盤面で僕の所有しているEMARCYの他のオリジナル盤とくらべても本アルバムの盤面が一番キレイ。気になるチリパチ雑音もなく、ターン・テーブルに載せて聴き始めた時にあまりの高再生音に思わず表情がゆるんでいくのが自分でも分かった。そして本アルバムは米国からのプレゼントのような想いがした。思いがけず聴けば聴くほど気に入ったアルバムをあらためて聴く時の幸せな気分はどなたにもお有りではなかろうか。本アルバムが録音されたのが1955年という事だから彼女は数度の結婚離婚を繰り返して当時は独り身だった頃だろうか、そういう恋多い女王が歌った本アルバムのタイトルFOR THOSE IN LOVEを直訳すれば“恋してるそれらのために”となるのかな?そういう恋多き女王が歌うアルバムをあらためて聴いてみて下さい。バックのメンバーもいい顔ぶれでしょう。その演奏もそれぞれがしっかりとソロ演奏をしていて楽しめます。それからWYNTON KELLYのピアノもやっぱり好きだなぁ~。
パーソナル:DINAH WASHINGTON(vo), CLARK TERRY(tp), PAUL QUINICHETTE(ts), JIMMY CLEVELAND(trb), CECIL PAYNE(bsax), KETER BETTS(b), BARRY GALBRAITH(g), JIMMY COBB(ds), WYNTON KELLY(p)
収録曲/A面/1, I GET A KICK OUT OF YOU/2, BLUE GARDENIA/3, EASY LIVING/4, YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS/B面/1, THIS CAN'T BE LOVE/2, MY OLD FLAME/3, I COULD WRIGHT A BOOK/4, MAKE THE MAN LOVE ME/