ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ストレス解消にはコレ

2008年06月13日 | ジャズ全般
(独)MPS/2120744-7/COUNT BASIE /HIGH VOLTAGE/Stereo

僕が大学2年生の時に、初めて買って聴いたベイシーがこのアルバム。その時は日本コロンビアの盤でしたが下宿へ持ち帰り聴いた時のA面1のCHICAGOに最初から心を鷲掴みにされたような気がしました。それから繰り返し何回下宿で聴いたか分からないぐらい聴いたのですが、下宿ゆえに音量を絞り遠慮気味に聴いていたのですが不満がつもり、休みの日などに両隣の住人がいないと思える時などに音量を上げて聴いた時の爽快さは今でも忘れられず今までのストレスが吹き飛んだような気がしたものです。その時のアルバムは針を倹約した為か傷んでしまい買い直したのが現在も聴いている独MPS盤です。気分が何となく沈んだ時や理由なく憂鬱な時はこのアルバムを引っ張り出して聴く事が多いのです。このアルバムに収録されている曲で満足できないのは1曲もありません。特に気に入っているのは冒頭のCHICAGOですが、GET ME TO THE CHURCH ON THE TIMEも好きですしその他の曲もチコ・オ・ファレルの編曲によってスタンダードをベイシー調にアレンジされ楽しく聴ける快作でしょう。ジョー・ニューマンのミュートの効いたトランペット・ソロも聴けますし、ロック・ジョー・デイビスの鋭いテナーやハロルド・ジョーンズの迫力あるドラム、勿論余人を以て変え難いベイシーのピアノ。イライラしている時などはウーファーが壊れない程度で家人や近所から苦情が来ない範囲でボリュームを目一杯上げて聴きましょう、きっとスカッとするはずです。

パーソナル: Count Basie (p), Freddie Green (gt), George Duvivier (b), Harold Jones (dr), Gene Coe, Waymon Reed, Sonny Cohn, Joe Newman (tp), Grover Mitchel, Buddy Morrow, Frank Hooks (tb), Bill Hughes (btb), Bill Adkins, Jerry Dogion (as), Eric Dixon (ts,fl), Eddie "Lockjaw" Davis (ts), Cecil Payne (bs)
収録曲 A面 Chicago/ Have You Met Miss Jones ?/ The Lady Is A Tramp/ I'm Getting Sentimental Over You/ Bewitched/ Day In Day Out /B面 Get Me To The Church/ When Sunny Gets Blue/ On The Sunny Side Of Street/ Together/ If I Were A Bell/ I Didn't Know What Time It Was


CACIOCAVALLO

2008年06月13日 | 世間話
本日もレコードではない話題になってしまい、グルメのブログかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、一応まだジャズのブログのつもりですが昨夕に久し振りに食べた吉田牧場のチーズがやはり非常においしかったものですから紹介しなければと思ったわけです。吉田牧場は最近特にファンが激増している岡山県北にある一家でやっている牧場ですが、ますますの入手難なチーズとしても話題になっています。吉田夫婦二人で始めた牧場ですが、乳牛はスイス原産のBROWN SWISSという牛を輸入してそれから各種のチーズをつくっています。最近は息子さんも家業を手伝っているようで牛の数も以前より増えているのですが、需要に供給が追いつかないという現状みたいです。特に残念なのはモッツァレラ・チーズだけはイタリア料理店や日本料理店の昔からの取引先の需要に応えるのが精一杯のようで、現状では一般客にまで商品が供給できない様子です。将来の供給に期待したいところです。その他のチーズは通信販売でも入手できます、ただし多分半年先の納品と思われます。この吉田牧場のモッツァレラを食べたければ倉敷のIVY SQUARE東側にあるラ・チェネッタへ行くと食べられますが入荷して数日すると品切れという事もあるのでいつでも食べられる保証が全くありません。テリー伊藤を若くしたような店主が石窯で焼くピザも絶品です。日本食で食べたければ僕がかなりの頻度で行くお店のおおうらへ行くと吉田牧場のチーズをポン酢じたてで日本酒を飲むという贅沢が味わえます。このお店は基本的に県北の新鮮野菜や野草を食べさせるお店で一般的和食を期待して行くと値段と出てくる料理の内容に違和感を感じる人もいらっしゃると思いますのでご留意下さい。若い人にはあまりお勧めできないかなという気もするお店ですが、反対に孫がいても不思議でない年代の人には是非一度味わっていただきたいお店です。店主一人でやりくりしています。

話題が広がりましたが、我が家で食べた吉田牧場のチーズは、カチョカバロ(冒頭の写真のチーズ)・ラクレット・リコッタ・フレッシュの4種類でした。カチョカバロはスライスしてちょいと炙ってそのまま食べて良しオリーブオイルをつけて食べるも良しで、それにワインかビールは欠かせません。松山出身の酒豪?真鍋かおりも吉田牧場のかどうかは不明ですが、これさえあればあとは何にもいらんと豪語しています。それぐらい旨い~です。リコッタは豆腐感覚で食べられるチーズで、これまた倉敷名産の塩ぽんずをかけて吟醸日本酒とともにいただくと文句なしです(地産地消バンザイ)。素材の旨さがより引き立つ塩ぽんずも最近地元スーパーからは姿を消しつつあり入手難気味ですが、それでも吉田牧場のチーズよりは手に入りやすい一品。フレッシュ・チーズは我が家ではパンに塗って食べます。ラクレットは薄切りにしてフライパンで炙り、別に焼いたじゃがいもや野菜の上に載せて食しました、もちろんワインかビールと共にいただきます。というわけで昨晩はチーズ三昧でしたが、リコッタなどは早く食べないと日持ちが悪いので今晩も間違いなくリコッタに日本酒でしょう。食べて飲んで酔った後にお気に入りのジャズを聴くとういうのが僕の最上の贅沢です。

明日からまた東京へ行きます。月曜日に帰ります。完全休日が3日間ほど欲しいです。