三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

髪の毛に物思い

2013-03-04 23:14:54 | 食雑記
〈1月22日の食事〉
朝:トースト カッテージチーズ メープルシロップ コーヒー
昼:お弁当(ごはん+ゆかり、豚とスナップえんどうの塩麹焼き、エノキと卵の炒めもの)
夜:モッチチョコパン ハムチースたまごサンドイッチ(以上二点、ローソンで購入) トマトジュース

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この、1月22日より前に起きたか後に起きたか、記憶がおぼろなのだが、とあらかじめお断りしておく。

昼帯のTBSラジオを聞くようになり、以降もTBSラジオをつけっぱなしであることが多くなったというここ一年というもの、出演者の皆さんにはより親しみを持つようになった。
その中の一組が、浅草キッド。
水道橋博士は、終わってしまった「キラキラ」に、「水道橋博士の木曜ウォンテッド」。玉袋筋太郎は「たまむすび」と、いずれも聞くことが多い番組で、二人のことをすっかり大好きになってしまった。

さて、そんな二人が、コンビで舞台に出るにあたって、揃って髪型を変えたという。
博士は頭頂部を剃った真ん中はげ、玉さん(と、愛情を込めて呼ばせていただいてる)はつるっぱげ。
その舞台が終わったあとのそれぞれの番組でそれぞれが、「頭が寒い!髪の毛がないって、こんなに寒いもんだとは!」と言っていたのが印象的だった。

そうそう、髪の毛って結構あったかいんだよなあ。
いつだったか髪がずいぶん長かった頃、高熱を出して、首にまとわりつく髪の毛がなんとも熱く感じられて。
枕の邪魔にならないように頭のてっぺんで髪を結んで、なるだけ肌に触れる面積を少なくして寝込んだのだった。
その時、髪の毛の保温効果を思い知らされたんだよなあ、なんてラジオに耳を傾けながら思い出していたのだ。

そして、待てよ、と気づく。
それはもう7~8年前のことになるが、それ以降で高熱を伴うつらい風邪をひいたのなんて一度きりで、30歳を迎えてからは一度も熱で寝込んでいない。
いや、風邪もひくし具合も悪くなるのだけれど、熱が出てもせいぜい37℃を少し超えるくらい。
何日も支障をきたすほどの症状には陥っていないのだ。

何が変わっのたかと考える。
一般的に年を取れば体力が落ちて風邪を引きやすくなるもんだが、私も例にもれず体力の低下は感じている。
では何か。
私はこれを、偏食が減ったことと、まめに自炊をするようになったことではないか、と推測する。

20代まで、私は本当に偏食が激しかった。
火を通さない魚なんてと、刺身や寿司は眼中になかった(なんて贅沢な!)。
野菜もそれほど好きではなく、その他の好きな食材とまあまあ食べられる食材だけの世界で過ごしていた。
腹がくちればいいと、インスタント麺だけの食事だって珍しくなかった。
だから、親元にいてバランスのよい食事を作ってもらっていた頃だってそれを残していたから、栄養バランスが取れていたとは言いがたい。

変わったのは、20代の終わりから30代の始めにかけて。
思いきって食べてみた様々なものが、案外好きじゃん、なんてことに気付いたり。
はたまた、体調管理に気を付けないとなあ、なんて感じることがあったりして、積極的に自炊をして、今まで使ってこなかった食材を使うようになったのも丁度この頃。

それが体に上手く作用しているのではないか。
風邪をひきにくく、ひいてもひどくならない体質になったのではないか。
いや、おおもとは丈夫で、それがあらわになったのだろう。

今まで体感していた「食が体に及ぼす作用」といったら、「あぶらと炭水化物を摂りすぎると肥える」とか、「たんぱく質をとらずに、運動せず食事制限だけで痩せると、筋肉がたちどころに落ちる」などといったマイナス面が強いことばかり。
けれど、こんないい作用も生じていたのである。

では逆に、30代以降で体調不調を起こしたときはどうだったか…といえば、主にメンタルから来ていたように思う。
そもそもが考えすぎ・気にしいでクヨクヨしやすい質なのだが、なんやかんやと気落ちして、無気力や頭痛、消化不良なんかを呼び込んでいたことが多かった。
ううむ、おおもとが丈夫なくせに、これでは損ではないか。
気の塞がるようなこととは、なるべく遠ざかるようにしよう。
「ねばならぬ」だとプレッシャーを与えるから、なるだけ、なるだけ。

以上、野放図に炭水化物にまみれた朝・夕食で説得力がうすいが、そんな気付きでした。

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