おしるこ怪々

〈1月23日の食事〉
朝：ヴィドフランスのパン
昼：ベーグルサンド チョコスコーン(以上二点、ヴィドフランスで購入)
夜：ほうれん草とチキンのカレー ナン マンゴーラッシー ＠スルターン／飯田橋

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東京ではこの10日前ほどに大雪が降り積もり、尚日陰では溶け残りの雪があちらこちらに、というこの日の前後。
少し不思議な光景に出会ったのだ。

おしるこの空き缶が、電柱と雪に隠れるように打ち捨ててある。
それだけなら何てことのない風景だが、このおしるの空き缶、日を追うごとに同じ場所に一本ずつ増えてゆく。
ああ今日は増えていないなあと通りすぎると、5歩ほど離れたところにまとめて2本捨ててあった。
最終的には5本ほど捨ててあったのではなかろうか。

謎なのは、どうして捨てたのがその場所だったのか、である。
その電柱の間近には、自販機も喫煙所もない。
一休みには至らなさそうな、何てこともない道端である。
ずっと同じおしるこの缶だったから同じ人間の仕業なのだろうが、どこかで買い、同じ場所で飲んで、捨てていったわけである。

どうしてそこだったんだ。
同じ店で買って飲みながら歩き、ちょうど飲み干す地点がそこだったのか。
ていうか、おしるこなのかよ！
(いや、おしるこってそうそう毎日飲むようなものじゃなくて、偏愛が伺えますよね)

謎だ…と毎日思いつつも、決定打のような事実は掴めないまま、気がつけば缶はなくなっていた。
まあ、目に留まった近くの住民が捨てたのだろうが、時を同じくして雪も溶けてなくなったから、あれも雪だったのでは…なんて想像が止まないのだ。