三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
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クリームシチューご飯への偏見にさよならを

2012-11-13 10:59:08 | こんなものを食べてみました。
〈10月16日の食事〉
朝:マルイチの全粒粉ベーグルにスライスチーズ コーヒー
昼:クリームシチュー レタスサンドイッチ(ローソンで購入) トマトジュース
夜:お弁当(玄米ごはん、豚のしょうが焼き、絹さやの卵焼き、キャベツのおかか和え)

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2~3年ほど前の、仕事現場での話である。
空き時間に、好きな食べ物についての話になったのだ。
そこまで親しくない者どうしの世間話として、妥当なものだと言えよう。

その中の一人の発言に、実は内心のけ反ったのであった。
「俺ね、ご飯にシチューかけたやつ、あれいっちばん好き!」
この人は、物凄くお金持ちなのである。
マシンと車が好きで、アップルの新製品は真っ先に買うし、高級外車をよく買い換える。
それだけの経済力をお持ちなのである。
そんな方が、高級とは別ベクトルにあるものを…

いや、それ以上に、私が「クリームシチューをご飯にかけたもの」を理解できなかった。
クリームシチュー、ミルク分や油脂分により濃厚こそあれ、塩気はそこまででもないものである。
ご飯だって、味が濃いかと言われれば否。
キング・オブ・プレーンな食べ物である。
とどのつまり、あっさり代表のご飯のおかずとしては、クリームシチューはマッチングを見せるとは思えなかった。

「へえ、そうなんですねー」と返しながら、なんとも言えない相容れなさも感じたのであった。

時は巡って、この10月。
あれは、クリームシチューを作ったよ~なんて事を、ツイッターに書いたんだっけ。
ツイッターで仲良くしているM氏から、「クリームシチューをご飯にかけたのは美味い!」といった趣旨のリプライをもらったのだった。

M氏、以前「ゆかりご飯にチーズを混ぜたおにぎり」の事を教えてくれ、我が家のヒット作を生んでくれた人である。
その他、有益な情報を教えてくれたケースを上げれば、枚挙にいとまがない。
そんなM氏が言うなら、いっちょやってみますか。

とはいえ、万が一のことも考えたら丸々一食分をそれに充てる勇気はなく。
弁当を作っていた朝に、炊き上がったばかりの玄米を皿に少しだけよそい、その上に温めたクリームシチューを乗せて食べてみた。

一口食べて、先に挙げた某氏に、心の底から詫びた。
いや、美味いじゃないですか。
なるほど、これなら好物と称しておかしくないです。
米が玄米であったことと、比較的塩気の強いクリームシチューであったことも、功を奏したかもしれない。
ご飯が汁気を吸ってびちゃびちゃにならず、またおかずとしても充分な味。
(こういう理由により、カレーにも玄米を推奨しております)

これは、耐熱皿にご飯をよそい、クリームシチューをかけてチーズを乗せてオーブンで焼く…というのも美味そうだ。
アレンジの夢も拡がる拡がる。
次はちゃんと一食分で試そう。

こんな機会を作ってくれたM氏には、深く感謝!
同時期に「茶碗蒸しのっけご飯」も勧められたので、いつか試そうと思っている。


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