三十路の食卓

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美しいゼリー

2013-02-18 23:59:35 | こんなものを食べてみました。
〈1月14日の食事〉
朝:-
昼:クリームシチュー
夜:クリームシチューのドリア風

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ゼリーと銘打っているけど、常温で保存できて、グミのようにつまめる。
オブラートに包まれたり、白色透明の砂糖がまぶされたりしている。
そんなお菓子・ゼリーが、私は子供の頃嫌いだった。
それが真逆に覆された。
そんな話である。

それとの出会いは、お裾分けだった。
お歳暮だかお中元だかでそれをいただいた実家の母が、一人じゃ食べきれないからと、何かのついでに寄越してきたのである。

実家からの段ボールを開けて、発見した当初は顔をしかめたのだ。
「こういうの好きじゃないんだよなあ…」と。
だが勿体ないし、ひとつ食べてみるかと個包装の封を切って世界が一転した。
とても芳しいにおいがする。
そして、今までの「ゼリー」感を覆す美味しさは、何だこれ。

その名は「彩果の宝石」という。

簡単に言うと、一粒が親指と人差し指で簡単につまめるくらいの大きさの、フルーツのゼリーだ。
送られてきたのは、そのアソートタイプ。
イチゴやリンゴのように実全体を象ったものがあれば、パイナップルやみかんのように一かけ・一ふさを象ったものありと、意匠に凝っていて、見た目にも美しい。

何より特筆すべきは味である。
果汁の味がきちんとして、まるでジャムを食べているかのよう。
驚いたのは梅味だった。
「うめ 赤しそ入り」と個包装の袋に書いてあったのだが、本当にしその味までするのだ。
その再現率の高さに惚れ惚れした。

どれを食べても美味しかったが、自分の嗜好を再認識したのはイチゴやラズベリーなどのベリー系の味。
匂いも味もとても好みで、ずっと舌の上に転がしていたくなる。
そう言えば、子供の頃好んで食べたサクマ式ドロップも、イチゴ味をとっておきにしていたなと思い出す。
意外な嗜好を見出だした気になっていたが、何のその、変わってなかっただけである。

と、最初は棚ぼた的に出会ったこの味。
気に入った話を特に告げていなかったのに、実家からまたこれが届いた時には狂喜乱舞し、遂には自分でもおとりよせして買うに至った。
その箱には、今まで見たことのなかった薔薇の形の美しいゼリーが入っていて、更に歓喜が生まれることとなる。
これまた、美味しかったなあ(ブルーベリー味でした)。

五感を使って味わいたくなるこれを、きっとまた買うんだろうな。
そんなゼリーのお話でした。

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