三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

イチゴ、赤、ジャム、春

2011-04-20 20:22:10 | 作りました。
<4月12日の食事>
朝:ベリーベーグル(Bio Cafeで購入)イチゴのジャム コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚とピーマンの生姜焼き、ニラとしいたけのゴマ和え、キャベツの行者にんにく味噌つけ)
夜:ほうれん草とチキンのカレー ナン マンゴーラッシー @スルターン・飯田橋

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春だ。
イチゴの季節だ。

スーパーにも、手頃な価格でイチゴのパックが並ぶ。
こういう時だけ愛県意識が働き、同じ値段なら迷わず選ぶ栃木県産とちおとめ。

水で軽く漱いでそのまま齧るときの、色そのままの鮮烈な味はひとしおだが。
買って何日か経って、すこし傷み始めた時。
それで作るジャムもまた格別である。

ヘタをとって、縦に半分か3つに分けて切って。
少しの甘味料で、ほんの少しだけ煮る。
クラクラするような甘美な匂いが、狭い1Kの部屋に立ちこめる。
思い出すのは子どもの頃、イチゴ狩り遠足をしてきて、余ったものでジャムを拵えてもらった記憶。
匂いは記憶と直結するというのは、げにまことなり。

それを、熱いうちにパンにのせていただこう。
うううこれ。

匂いと色そのままに甘美なそれを、咀嚼する際は案外野蛮だ。
トロトロを噛み締めたあとに、ツブが少しだけ抵抗をみせて。
それを容赦なく噛み砕く暁には、アドレナリンが湧き出すというもの。

保存食品としてジャムを沢山作るんではなくて、そのときに食べたい量だけ作るというのもまた、格別な贅沢。
その分甘味料を少なめにするから、果実感もまたたっぷり味わえるし。

この春は、あと何回食べられるんだろうか。
花粉がいなくなるのは歓迎だけど、春が去るのは名残惜しいのであった。


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