三十路の食卓

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杞憂を買うこと

2013-12-13 11:32:07 | 食日記
〈2013年12月3日の食事〉
朝:ドライカレーのせトースト ココア豆乳
昼:キッシュプレート 紅茶 @ア・ラ・カンパーニュ アトレ目黒店
夜:アルミ鍋焼うどん

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さて、ひどい頭痛の件である。
起き上がれなかったし、最終的には(空きっ腹に頭痛薬を飲んだのもあって)吐いた、という話をこの前日分の日記に書いた。

実は頭痛には、11月の上旬頃から悩まされていたのである。
その頃は多忙だったため疲れているせいかと思っていたのだが、それが落ち着いた12月になっても変わらないどころか、痛みのピークが今だとはどういうことか。
怖くなって、病院に行きました、という顛末である。

さて、私が最初に行ったのは眼科であった。
というのも、眼精疲労を疑ったからだ。
慢性的な頭痛--偏頭痛や群発頭痛をネットで調べてみるも、どうも自分の症状と一致しない。
目の奥から痛み、時折頭痛も伴うという症状は私の悩みと一致し、更にはパソコンを多用する仕事なだけに、目を酷使していた自覚もある。
ならばまずは眼科だろう、脳を調べるのはなんか怖いしね…!という流れ。

果たして、目を調べられる。
が、医師の口から出たのは「頭が痛くなるような目の症状(緑内障など)は見当たらない。乱視が酷いと頭痛に繋がることもあるが、あなたの場合は今に始まった話ではないし…一度脳外来に行った方がいい」という言葉なのであった。

ガーン、である。
目薬と痛み止めの内服薬なんかを処方してもらって、目を大切になさいよ、と怒られて終わりだと思っていたのに…

失意のままに、こういう事情で病院をハシゴするので、もしかしたら仕事を休むかも…と上司に連絡。
近くのカフェで、付近の病院を検索しながら昼食。
大事になったらどうしようと、心配で喉が通らない…なんてこともなくスイスイ胃に収まっていったのは、食事が美味しかったおかげである。

そこから脳神経科のある病院まで、徒歩でトボトボと。
歩くには距離があるが、考え事をするには丁度よかった。

次の病院に着き、いよいよ診察の時である。
眼精疲労を疑ってまずは眼科に行った経緯なども含めて事前に書いた問診票を元に、先生に診てもらう。
「なるほど。これはあなたの見立て通り、眼精疲労だと思います。脳には異常がないってことを、これから証明していきましょうね」と、最初に心強いお言葉が聞けて嬉しい。

脚気の検査、眼検査、血液検査、目を閉じて立ってバランスのチェック…など各検査を進め、しまいには遂にきました、MRI。
輪切り状に脳のレントゲンを撮っていくアレである。
実は、初めてやりました。
やや眠りうつつの状態でベースギター音に似た騒音が流れるし(スキャンされている時の音)、一方で病院に流れているクラシックのBGMもしっかり聞こえて、アレはなかなかトリップできるものであることよ。

さて、検査結果だ。
自分の脳スキャン画像から伺える、自分の後ろ頭の絶壁ぶりに衝撃を受けつつ、先生のお話を聞く。
異常は見られないと。
やはり眼精疲労だから、疲れを緩和する薬と、痛み止めの薬を処方しますと。

あーー、よかった!
疑わしいことをはっきりさせるのと、その心配が杞憂であると知ることは、なんて素晴らしいことなのだろうか。
まだ頭は痛んでいたが、気分は爽快だ。

しかし、こうも症状が出るとは、いかに目を酷使していたか伺い知れようというもの。
家に戻ってから夕食を食べるときもそのあともラジオを聞き続け、その間はネットの記事や本を読んだり、ゲームをすることもしなかった。
そう、今までは常に「ながら聞き」してたんである。

悪習、だよなあ。
断ち切ることを誓って、就寝したのであった。



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