ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

浮彫の仏像で得体の知れないものがあって(再掲版)

2024-06-10 06:30:50 | 工芸絵画骨董

 この前の仏教関係のもの以外にもう一つだけ、それも得体の知れない小さな彫物の仏像があって、おそらく中国のものじゃないかと思っているのだが。

 もう20年以上前ぐらいに何かの用事で北青山を歩いていてフリーマーケットをやっているところに行き当たり、ちょっと古い物なども並べている人、確か女性だったような、そこにこの変な仏像を内部に彫り込んだ多少重さのある卵状の蓋物があった、その表面にも線彫りの魚があって、これはどういう意味があるのか聞いたが分からないと。

 おそらく中国のもので獣骨を加工したものだと思われるが、こういう蓋物にしているのは持ち運ぶためだろうか、中には千手観音ともう一体は頭部を見ると大日如来かはたまた菩薩様か、仏像の姿には厳しい決りがあるはずで右と同じ観音像としたらこの印相はありえるのだろうかと、菩薩としたらどの仏様だろうか。でも姿全体の雰囲気は日本のものとは違う感じがするでしょう、東南アジアのものだと右側のような菩薩像は無いはずでやはり中国のものだと。

                      

 外側の魚(冒頭写真)については双魚なのかと、鯉が古い形式の同方向向きに並ぶように見えるんだけれど、外側にヒゲみたいな長いものが彫られているのは何だろうか、もしナマズだとすると一匹になるのかも、でもナマズには鱗はないはずだし、プロポーションや細部はどう見ても二匹の姿である。

 日ごろから仏教に慣れ親しんでいない俗人には、これがどういう由来のものかサッパリ分からないのが残念である、ネットでいろいろキーワードを入れて検索したのだが、不明なことが多くて適切な条件設定ができず全くヒットしなかった。

 

2010年の再掲です


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