ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

南東北ツアーは紅葉狩りならぬ新雪までも 三日目その2(最終回)

2010-11-17 17:25:18 | 旅日記

 山寺からは第一日目に走ったR13を逆方向に戻っていって、高畠市街手前で東側の県道に入って高畠ワイナリーに、ここも以前は10月10日頃に開催される収穫祭に数年続けてきたことがある場所だ。ワイナリーと称しているが高畠ファームの美味しいものも販売している。途中ではこれも見慣れた南陽郊外の斜面のブドウ棚があって、絨毯みたいに見える一帯はこれも紅葉していると言ってもいいだろうね。

          南陽の斜面のブドウ棚

 このワイナリーはこの地域では一番新しいそうで、まだ出来て十数年というと、僕たちが最初に来た時はまだ出来立ての頃だったと今回初めて知った。約20分でワイナリーの説明、試飲、お買物という気ぜわしい滞在、無料試飲はその当時の収穫祭で有料試飲で飲んでまずまずだったメルロなどの本格的なものが無くて、それでもお値段は国産となるとチリ産などと比べるまでもないから買わない。女房はワイン風味の飴とかヨーグルトレーズンなどの安いお菓子類を買っていたが、高畠ファームのジャムやジェリーなどの高めなものは敬遠するというお利口さんぶりで結構ですなぁ。ジャムだったら上田の飯島商店のものがお値打ちだものね。

          高畠ワイナリー正面

          工場内を見学

          試飲と販売のコーナー
 
ワイナリー見物中に車内にはオプションの昼の弁当が席に配られていて、こちらを出発すると同時に皆さん包みを開く。これは駅弁大会でも人気があると評判の、米沢牛を使った松川弁当店の牛肉道場と言うもので1200円。開けてみたらご飯の上に薄切りと挽肉のすき焼風味付け肉を半分ずつ載せていて、食べてみた結果は挽肉よりも薄切りでも小間肉の方が肉の味がしっかり感じられて旨い。全部をこちらにしたほうが絶対に美味しいと思うけど、お値段はもっと高くなっちゃうということでしょうかね。

        

 次は最後の観光場所である裏磐梯五色沼までは、米沢の小野川温泉近くを抜けて今は無料となった西吾妻スカイバレー経由で山道を進む。この道路も雪で通行止めだったのだがこの日は通行できるようになっていて、こちらは蔵王エコーラインみたいにならなくてよかったね。登りは白布温泉、天元台を通ってから桧原湖に向って降りてゆくこの道筋は紅葉が最盛期で、眺望も利く場所もいくつかあって素晴しい。登りの北斜面でははるかに米沢の盆地と思われる平地に眺望が利く場所(冒頭写真で山向うに青く)もあって、空気が澄んでいたら何処まで見えるものかと。ここでも高い場所は雪があって面白い景色が見られて最高、この旅行での紅葉の見せ場は鳴子峡とこの道中だったね。

          西吾妻スカイバレーの紅葉

          右手奥に山には雪が

          福島側の下りでは桧原湖が

 こちらを走っている間は磐梯山の上のほうは雲が掛かっていて裾野が見えるだけだったが、だんだんに雲が切れていくようで、これなら夜に向って天気が崩れるという予報だったけれど帰るまでもちそうだね。

          降りきった裏磐梯の里山風景色

 降りきって桧原湖畔を走って裏磐梯五色沼の手前の物産館の駐車場でバスを降りて、毘沙門沼展望台までの片道約1時間強というミニハイキングとなる。ここはマイカーで来た時は往復を1時間ちょっとという健脚で歩いたことがあって、今回はかなりノンビリ歩いても50分ほどの散策。多少は昨日の雨でぬかるんではいたが、そんなには苦にならずに歩ける。この辺りは意外と赤松が多いから緑が勝っていて、時折真っ赤な紅葉が現れると実に鮮やかに感じられる。五色沼の名のようにいくつかの色の沼が見られるが、それよりミニ奥入瀬みたいな流れの風景もいいもんだ。

          最初の柳沼から

          こんな道が続く

          青沼付近

                 ミニ奥入瀬みたいな流れが         

 最終の毘沙門沼展望台からは磐梯山の頂上も姿を現してきて、眺めはここからが一番。時間が余ってこの辺りをウロチョロ、隣接の土産物販売の一郭を借りて山野草を売っている若者が居て、この時期に花を付けている大文字草や岩シャジンなどを売っていたが比較的に安い。ミズゴケで包んだ球根のカタクリやエンレイソウなどの球根もあって、11月上旬に最終の片付けだけに軽井沢に行く予定があったからカタクリを一つ買っておいた。 

          毘沙門沼からは磐梯山が 

          真ん中がカタクリの球根
 かくしてこのツアーの観光予定はすべて終了、あとは猪苗代湖ICまで降りて磐越から東北道で一路横浜へ、こちらからは会津磐梯山を真正面から見ることが出来て、これが今回の見納めとなる。

          猪苗代からの磐梯山

 高速の途中では那須高原SAと首都高に入ってすぐの川口PAに立寄ったのはいいとして、他にも二箇所のPAに入って夜食弁当や漬物のお土産をオプションで買った人のものを積込むのは買わない者から見たら無駄ですなぁ。漬物なんぞはミニバンが待っていて、見れば札がついたいくつものダンボール箱が積んであったから、まだあとからも何台も来るんだと、往きの最初に試食を配っただけでこれだけよくぞ売れるもんだねぇと感心しちゃったぞ。
 帰りは渋滞も無く順調そのもの、明日は雨というのに途中では黒い雲と夕焼けの赤が縞模様をなす景色なども眺められて、横浜天理ビル前には予定より早めの7時半前に帰還、いやぁ今回の旅バスの運転手さんは上手でしたねぇ。

          夕焼け空
 この日も駅ビル地下で値引き販売している惣菜を買って帰って、お手軽に夕食とワイン、思いもかけず紅葉に雪景色が加わるという楽しい旅をしてきましたよ。


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