
前回は4月から咲き残っていたものやスミレのいろいろまでを、後半はこの5月になって咲き始めたものを中心に、滞在中には蕾のままで遂に花が見られなかったものまでを、毎年この時期に見られるものがほとんどだけど、中には新たに見つけたという草花があったりして、ネットで調べたりするんだけど分からなかったものなどは、植物園の園長さんに写真をモニターで見てもらって教えてもらうのが一番、昨年からは軽井沢で見つけたものはキノコ以外は見学会を利用してご教授願っていたんですが、実はスミレについてはまだ教えてもらって無くて。冒頭写真は山荘の庭のやや日当たりがいい場所を写したもの、やはりそれぞれに適したものを植込んではいるんですよ。
山荘の庭のヒトリシズカも増えてきていて丈夫な植物です、これだけ強いとなると周辺でも多いのではと思われるのだが、僕が知る限りは周辺では一ヶ所だけで確認できただけ。
ヒトリシズカ
イカリソウは一般的な赤花のほか黄花と白花も植込んであるのだが、白花だけはまだ花を付けていない、これも丈夫な植物で大きく増えた株は分けて植え替えたものもある。黄花は横浜の庭にあったものを、2年前にこちらに移植したもの。
イカリソウ
キバナイカリソウ
タンチョウソウはもう植えてから数年になるが今年初めて花を付けた、ほかにも小さな株があるのだがそちらはまだ咲いてくれない。
丹頂草
キクザキイチゲは4株ほどが花を咲かせた、咲いたのはこの場所のものだけで、すぐ近くにも数株が集まっている場所があるのだが、そちらはどれも花を付けてくれなかった。
菊咲一華
周辺でも所々に見つかる自生しているらしいサクラソウはこの種類で、山荘の庭でも日当たりのいい場所にドンドン増えてきている。玉咲や園芸店でなんとかと名前が付けられているものよりも小型で花の数も少ないが、なんとも可愛らしくきれいなピンク色の花が春を告げてくれる。玉咲に遅れること一ヶ月ほどで、早い株が咲きだしたばかりである。
サクラソウ
ニリンソウもやっと咲き出したところ、この株があるのはこの時期はやや日当たりがいい場所で、ほかの場所のものやイチリンソウなどはまだ蕾も見られない、それらは果して咲いてくれるかどうか。
ニリンソウ
もうここに植えて10年以上になるシラネアオイは、この前に植物園で見た株と同じぐらいの大きさに育っていて、花も立派な大きさに咲いている。これだけ大きくなれば株分けも出来そうですね。
森の女王シラネアオイ
全く植えた記憶がないから庭で自然に生えたらしい小さな植物で、小さいながらも可愛らしい白い花を付けたものを二株見つけた。調べたが名前が分からない、雑草とするには風情があって、頂部に数輪の4弁の花が伸びて開いている。
白い4弁の花が
帰るまで蕾のままで、残念ながら花は見られなかったものを。
オダマキは種をばら撒いておいたら各所に生えだしてきていて、大きくなったものには数株に蕾がある、しかしどれもまだ蕾の状態で開いてくれなかった。ほかにはヤマオダマキもあるのだがまだ姿が見えない。
オダマキ
ユキザサもまだ蕾のまま、ユキザサやマイヅルソウなどは軽井沢の林間ではよく見られる植物で、かなりその場所で繁茂するようだが、花が白くて地味だからあまり採られないこともあるのでしょう、でも咲けばそれなりに風情があると思いますが。
ユキザサ
山荘の庭の樹木では。
周囲ではコブシやサクラの花は盛りが過ぎて、ややおくての枝垂桜だけはまだ見頃、我が山荘の庭でも枝垂桜のまだ幼木があるのだが花はチラホラしか咲かなくて、帰る前にはやっとミツバツツジが咲き始めたところ、この木は毎年付近のものよりも遅く咲き出すのは何故なんだろう。
ミツバツツジ