
昨年と同じ時期に軽井沢の山荘を明ける準備に向かい女房は室内の掃除で僕は庭の片付けを、3月には強風の日が多かったから折れた小枝が多くて約2時間ばかり汗をかいてきた。その間に山荘の庭に今咲いている草花を探して、関東の今年の春は暖かい日が多くてサクラも例年よりもかなり早く開花したからと、春が遅い軽井沢でもいつもより花が早いかと思ったが、一部を覗いてはほとんどは昨年同様の種類のものが同じく花や蕾の状況で、サクラみたいには季節は進んではいなかったみたいだ。冒頭写真はまだ枯れた姿が勝っている庭の様子で、こんな中にいくつかの花が落ち葉に隠れながら散らばって咲いている。
軽井沢の山荘でも真っ先に春を知らせる花はやはり福寿草と雪割草で、それぞれが枯草の中で二株ずつ花を咲かせて昨年よりも大きな株になっていた。
福寿草
雪割草
毎年葉だけは広げていたエンレイソウが今年初めて濃いエンジ色の花を付けていた。花と見えるのは萼片ということだが、種から開花までには10年ほどかかると植物図鑑にあって、ちょうどそんな年齢になったものか。横浜の庭にも一株あって毎年葉は出すのだが花はまだ、咲くまで花の色は分かりませんな。
エンレイソウ
ショウジョウバカマも春早く花を咲かせてくれる、もっと湿気が多い場所の方がいいと思ってはいるが適当な場所が庭には無くて、でも丈夫なようでやや渇き気味のこの場所でも株を増やしている。
ショウジョウバカマ
普通の日本サクラソウはまだ芽吹き前で、この玉咲サクラソウだけが咲き出していて、これだけは春が遅かった昨年よりも早い。株も増えてくれている。
玉咲サクラソウ
昨年までは花が全く見られなかったイワウチワには二株に花が、まだ蕾もあってこれからも咲くようだがゴールデンウイークまでは持たないかな。
イワウチワ
カタクリは昨年同様にまだ蕾の段階の二株が、もう一株は芽を出してきたばかりの段階であった。今年は3月が暖かかったからもう咲いていると思っていたのに今年も開花したところは見られないことになった。
カタクリはまだ蕾
昨年は一株だけ咲いていたセツブンソウはその株には花は見られず別の株に蕾が、昨年の株には種も見られなかったから咲かなかったようだ。
セツブンソウの蕾
ほかにはギョウジャニンニクなどは昨年よりも大きく葉を伸ばしていたし、イチゲ類の葉もやや早目には感じたが、山野草たちはサクラみたいには気温に敏感ではないようですな。