
大釜温泉も1時間の滞在予定であったが皆さんがやや早目に切り上げてくれて、予定よりも早く盛岡に向かうことに。この朝のうちの岩手との県境までの雪景色は素晴らしくて、特に宿を素通りしてから田沢湖入口までの下り坂は湖もきれいに見えて反対側には秋田駒ヶ岳も、そのあとも仙岩峠を越えるまでは晴れ渡っていてきらめく雪景色を楽しむことができた。冒頭写真には田沢湖が見える下り坂での車中からの眺めである。
乳頭温泉郷はブナ林が続く
泊まったホテルを素通りして
田沢湖高原を下りていく
山もきれいに見えて
やや街中を走ってから仙岩峠に
峠越えすれば雫石町となってここまで来れば雪はかなり少なくなって田畑が現れてくる、その途中の道の駅雫石あねっこにやや予定より早いから運転手が気を利かせて少しだけ立寄ることとなった。ここには目玉らしい日帰り温泉施設のほかレストランや物産売場などがあるなどと大型施設だが、短時間だったから何もすることがなくて、むしろ早く盛岡駅に着いて買物などの時間を多くしてもらった方が良かったな。このあとは空にはやや雲も出てきたものの、盛岡駅に到着するまではまだ岩手山が望めるぐらいに晴れ間が勝っていたのだが。
雫石付近
道の駅・雫石あねっこ
帰りにも盛岡駅から岩手山が
駅では12時10分の発車時間までは50分ほどというので、駅ビルの地下にある生鮮売り場での買物時間は30分ほどはあるとまずは急いで直行、そこは以前の三陸縦断旅行で知った場所なのだ。いわて短角牛や干物類などに今晩の夕食の惣菜になるものなどを買込んで、あとは汽車の中で食べようかと海鮮丼などを、本当は鮮魚はダメでも新鮮なホヤなどあったら帰ってから食べたかったんだけどこの時期は無いんですかね。珍しい三陸名物らしい品を並べるケースがあったがハテどんなものなのか、観光客向けには試食で味見ぐらいすれば売れるかもしれないのにね。
赤身が売りのいわて短角牛
干物類がズラリと
買ったもの、復興の旗印の札も
珍しい三陸名物らしきが
盛岡駅は来た時は素通りしただけだったので気が付かなかったが、改札口の中にはこの季節(月遅れの行事として)の観光用の旧家の雛飾りの案内ディスプレイがあって、やはりこちらでもやり始めたらしく城下町には似合うよね。ほかには盛岡のさんさ踊りなどの三大祭りのミニチュアがあったり、南部曲がり屋の模型があったりと、東北の夏まつりでは仙台七夕、青森弘前のねぶた、秋田の竿灯、山形の花笠踊りに名前負けしないようにということなら一本に絞った方がいいのかも知れませんぞ。
旧家の雛飾り
盛岡三大祭りミニチュアと南部曲家模型
盛岡駅を出てからは本格的に曇り空となってきて、昼弁当を食べ終わってからは車中からの東北の山々は見られなくなってきて、帰りはかなりの時間帯をウトウトしながら列車旅となった。
帰りもやまびこ号で
昼は海鮮丼を車中で
かくて我家には夕方の5時前には帰還、本当に温泉に入るだけの旅だったけどもう半日分ぐらいは遊べる時間を作って、プラスアルファのサプライズが欲しかったような 、旅行社はさらに何かの工夫をしてくれませんかね。