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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***信楽でいい温泉見つけた!鰻湯に入って、鰻白焼買って 6/6最終 2002.5.3(金)~6(月)

2013-08-11 16:45:08 | 旅日記

 最後の宿泊地浜名湖に向かうこの日は東名高速などが帰りのピークで30km以上の渋滞のラジオニュース、ここら辺も特に料金所手前は2km以上の渋滞情報がナビに。特に亀山IC手前の渋滞が長かったので久我ICで降り亀山まで一般道に出れば、1号線に出る交差点があの伝統的建物群保存地区の関宿で、西の追分駐車場に急遽入って街並を見物することに。

                             昔ながらの関宿の家並みが続く

 ここから東に1km以上のタイムスリップしたような街並が続き、それも今も住み続ける家々で観光商売の店は一軒も無し。建物は信州上田の東、海野宿に比べると軽快な感じで、平入りの町屋が並ぶ。水路もここは有りませんが、西の方向には鈴鹿の山が正面に見えるのがいい風景。冒頭写真はいくつかあった祭りの山車の倉庫で、関の山という立派な山車が中に鎮座しているんですね。観光客が少ないなと思ったらこの東端の国道沿いには道の駅関宿があり、旧街道の東に伸びるもっと細い道筋には店が並んで人があふれているじゃありませんか。観光客は賑やかなそちら側だけに集中しているんですね、勿体ないことですな。でももう時間が無くて、混雑したらもっと遅くなる恐れもあったのでまたの機会と切上げることに。

 亀山ICからは一部渋滞があったものの比較的順調に走っている。入ってすぐに、亀山手前の渋滞中に横に走っていた磐田西高等学校剣道部のバスが前を行くのに出会う。こちらは一遊びしてきたのにご苦労さんでしたと追抜き、その後も心配した名古屋付近もスムースで三ケ日ICで降りて一般道に。細江町は気賀駅前、もう6時なのにまだ客が10人程も並ぶうなぎの鶴見で、明日の営業時間を確認してから国民宿舎奥浜名湖荘に入る。

 宿に向かう坂道の入口付近には浜名湖料理で有名な料理旅館吉野屋もあり、こちらは和風で風情のある建物のようだ、次回はここに泊るのもいいかなと。そう言えばここ奥浜名湖の隣町引佐町にある龍潭寺は、彦根の井伊家の菩提寺で小堀遠州作という庭園で有名、そのあたりは井伊谷という地名で、土地の豪族で井伊を名乗り後に家康に仕えるようになったのでしたね。寺といえばこのあたりには臨済宗の一方の本山奥山方広寺(もう一つは京都妙心寺派)、平安時代の庭園遺構が残る磨伽耶寺、浜納豆で有名な大福寺などと、多少は名が知られているの古刹がいくつか点在しているのですよ。旧名遠江の国は遠つ淡海で京に近い琵琶湖に対しての呼名、そんな歴史もある浜名湖周辺では、国民宿舎3ヶ所があって、ここで全部泊ったことになりました。設備と展望そして料理の総合点ではかんざんじ荘、鄙びた風情というのなら紅竹、国民宿舎の老舗のここも眺望と料理が自慢のようで、ロビーと食堂は改装され奇麗になっていて悪い感じはありません。風呂は四季ごとのハーブ風呂で、この時はコンフリーとか。宿泊部屋はかなりの年輪が感じられ、TVも一時代前のリモコンなし、トイレもついていませんが、休前日でも一番高い蟹付料理コースを頼んで9800円という安さは合格点でしょう。

                              奥浜名湖荘からの眺め

                              夕食

 特別料理では冬はスッポン料理を最初に始めたし、この時期は伊勢海老料理だそうだが、頼んでいる客はいませんでしたね。通常コースでも夕食の量は適当でしょう、でも酒がここの地酒花の舞では無かったのは残念でしたな。翌朝の内容も塩鮭にワカメの味噌汁では、地元浜名湖の小魚やアサリを使った方が喜ばれるんじゃありませんかね。

 最後の日は帰ってから夕食は家で作ろうと早めに動くことに。

                              朝食

 まず最初は予約できないという鶴見の白焼(タレは別売りとなっている)を買いに8時40分に行けば、我々はもう10番目。待つ間に店の人が、肝を袋詰したものを今日はサービスと平ダンボール6箱も置く。後の叔母ちゃんが焼くのは大変だけど煮るのならと作り方を教えてくれたので、3袋も欲張って貰っちゃいました。でも10袋も取って行った輩もいましたよ。叔母ちゃん曰く、この店は裏の清水の湧く池で締めるので、皮がとても柔かくて旨いと評判とのこと、僕も以前知人から送ってもらって美味しかったから来たんですよ。

                              鶴見

 白焼の持帰りだけでいつも行列、それもみんな沢山買うし送るしで、待つ時間が長くなるため駐車場も広い。この町の長者番付にも乗るんだそうで、それで玄関棟の軒瓦の中心には立派な金色の家紋が入っているのですかね。気賀のもう一つの名物はみそまんじゅうということを聞いたりもして、地元の人との話は面白いものですねぇ。白焼は鰻1匹丸ごとで、大きさで500から700円ぐらい、それに前日の残りがサービス品となって4~5枚入った包み2000円などが。40分程も待つことになって600円の手頃なものはもう売切れなので、650円と550円を3枚ずつにサービス品1パックだけ、タレもその分だけ買って、次は館山寺近くのフラワーパークにこの時期ならバラが見られるだろうと向かう。<今やこんな値段では国産物の鰻は絶対に無いでしょうけどね>

 フラワーパークは市制70周年記念事業で作られたそうで、大きな公園といったものに花も加わって見応えがある施設ということだが、寒い季節にここにということが多くて我々は初めてである。5月はバラ苑が真っ盛り、花菖蒲園の方も今年はもう見られるかと思っていたのだがどういうわけか小さな別の池では咲いているのに、看板の大集落の方はまだ開花していなかったのは残念でした。おりしも浜松の山野草会が苗を100円からと安く販売中で、家の庭に地植えしても大丈夫そうな種類を教えて貰い、安いから枯れてもいいやのノリで1個サービスの5種類も買って、帰れば仕事手間になるのにねぇ。

                             フラワーパーク

                             バラ園

 11時半前となって最後の買物場所としては、静岡だけは先に抜けておこうということで清水を選び、駅南にあるいつもの河岸の市に一気に向かう。

                             河岸の市

 最初にフジショウという店で、女川産銀鮭を一本買いして切り分けて荒塩して貰うよう頼む。その待ち時間を利用して腹ごしらえとおがわに廻ればもう行列で、向かいの寿司と海鮮のまぐろや・やす兵衛はまだ席が空いていたのでこちらに入る。ここは隣接の魚問屋が持帰り寿司と共にやっていて、にぎりもメニューにあるが丼ものなども。僕は磯盛丼1000円、女房は上にぎり1500円を注文、ここでも室生と同様に亭主より高いのを注文して平気なんですねぇ。出てきたものはおがわみたいな派手な厚切りではないもののかなり旨いし、蜆の味噌汁はお代り自由というのも嬉しいじゃありませんか。食後には今晩のおかずにと、刺身用にミナミマグロの小ブロックとヒラメの表腹側1/4を、掻揚用には今獲れている生サクラエビを、あとは朝干したアジの干物のほか、釜上シラス、アサリなどを仕入れて、さきほどの鰻と共にアイスボックスを一杯にして家路に。

                             

                                やす兵衛にて

 長連休の最終日はこのところいつも存外に空いていて、今日も東名高速は至ってスムース、午後3時半には我家に到着。まだ早かったので、庭に山野草を植込み、玄関先の鉢植えの植替えも3鉢も済ましてしまいましたよ。ヒラメ薄造りとマグロ刺身、鰻肝の浮袋取り(水の中に漬ければすぐ分かります)は僕の分担、これに山菜ウドの天ぷら、サクラエビ掻揚、アサリ味噌汁、よく食べる倅には鰻白焼と御馳走一杯に。で僕も暫く少なかった酒量が一気に元に戻ってしまうことに。

追記

 次の日は説明書通り白焼を一度茹で、タレを何回か付けて焼き、蒲焼で食べたが本当に皮が柔かく、そんじょそこらの料理屋以上の味でしたよ。また湯こぼしして生臭さを消し、蒲焼のタレと同じくミリン、酒、醤油、砂糖だけで煮た肝煮の方も、僕が子供の頃に親父が串焼の際に除去していた苦い胆嚢部分をとらずに煮るのはどうかなと心配はしたのだが、多少は苦味はあるもののまずまずの味、量が多いから冷凍にしておけば暫くは酒のつまみは大丈夫ということになったですよ。

 

店データ

  国民宿舎 奥浜名湖    細江町気賀 1023     053-522-1115

  吉野屋            細江町気賀 904       053-523-0004

  鶴見             細江町気賀 10181     053-522-0527

  河岸の市          清水市島崎町 146     0543-55-3575

 



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