ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***信楽でいい温泉見つけた!鰻湯に入って、鰻白焼買って 5/6室生 2002.5.3(金)~6(月)

2013-08-10 15:58:10 | 旅日記

 昨秋の赤目温泉は人工ラドン風呂、で今回の宿はその時こじんまりがいいなとみた赤目館に。さっそく10室の旅館としては大きめの風呂に行けば、風呂場には例の保健所の成分表がここも無い、聞けばやはり温泉ではありませんでした。ここで温泉があるのは巨大旅館の対泉閣と、もう少し手前に降りた場所にある山水閣のみだとはあとで知った。赤目温泉を名乗るならどれも温泉だと遠方の客は思うでしょうに、予約時にうちは温泉じゃありませんとは聞かなきゃ言うはずありませんものね。

 予約の電話応対はこちらはちょっとぞんざいだったわよと言うとおり、食事なども取り立てて書くようなものではありません。大広間で給仕はお婆さんたち、もう手際の悪いこと、ちぐはぐの連続で、失礼ながら毎日やっていても年は争えないんでしょうかね。でも一泊10000円ではこういう観光地では文句も言えませんか。ここは川に面するロケーションが取り得という宿ということですね。

                               赤目館

 翌朝は雨もあがって、6時少し前には赤目渓谷の新緑は如何にと散策に出かける。入口の料金所は9時からで早朝は素通り、先客はこの時間はさすがにほとんど居なかった。今回は前より先、2ヶ所ある奥の方の茶屋がある百畳岩と姉妹滝まで、往復1時間20分を早足で歩いてみたが全体の約2/3近くまでは進めたでしょうかね、とにかくも大汗をかきましたよ。旅行では夜の酒は少なくしているし、早寝早起でさらに大歩きの運動までとは、普段では考えられないような健康的生活になりますねぇ。宿に戻って風呂で汗を流し、これまた出汁の素を入れ忘れたらしき薄い味噌汁にビックリしつつ朝食を食べ、本日のメインとなるであろう室生寺のシャクナゲを見ようと早目に出発。

                                   赤目渓谷

                                   

                                   

 室生寺に入る少し手前、街道筋の道の駅の直前の隣には何とか?ふれあい市なる産物直売所があって、筍やウドなどがあまりにも安いので帰りは明後日だけれど買っておく。インパチェンスの苗もやはり50円というのでこれも買う。我々の旅はこういう所にちょくちょく寄道して買い漁るのが常なのだが、これも旅の楽しみで面白いものだから止められない。この近くには4月は枝垂桜とシバザクラ、5月は花菖蒲という花園があるそうで、看板が出てはいたが先を急ぐのでパスして室生寺へそのまま向かう。

 室生寺では肝心のシャクナゲは今年は季節が早くてどうかなと心配した通りで、盛りは過ぎて大型株の花はもう終り、奥の院の方はまだ少し見られはしたが満開に巡り合えず残念でした。今回も頑張って上まで登って景色を眺め、懸崖作りのお堂の回廊に休んで風にあたり汗を静め、少し笑っている足を引きずり階段を下ることと相成りました。この階段を一気に登るのは日頃から相当鍛えていなければ出来無いと思う、健脚自慢の方は是非とも試してみてくださいな、きっと自慢できますよ。冒頭写真は室生寺周辺の山で、奥の院もこれと同じような山中にあるわけだから、昔の人は信心とはいえエライことをしたもんだと感心させられますな。ちょうど今は山菜のシーズンで、門前町に戻れば旅館を兼ねた有名料理屋がいくつかあって声がかかりはしたが、山形西川町の出羽屋の山菜尽しであまりにもと閉口したことがあって、こういうものは家でちょっと料理してぐらいが適当ですかね。

                              室生寺入口

                              国宝五重塔

                                   奥の院へ

 室生寺から戻り国道に出る手前を右手に入った場所に来がけに見かけた、やまがという葛切の看板を掲げる茅葺民家の店、奥の院まで登ったご褒美に是非にと女房も言うので、それではと立寄ることに。女房は葛切1300円、僕は甘いのはご免と抹茶に葛焼のセット900円を頼む。あとで気がついたがこの店はサライで紹介されたことがあったはず。やや耳が遠くなった初老の主人が僕が食べた葛焼の説明をしてくれた。同じ葛根を使うけれど葛切とは製法が違い、これを焼ける迄に3年もかかったとか。甘さはトウモロコシなどの穀類の甘さだけで味付しているそうだが、これがまた優しく不思議な味と食感になっている。葛切も腰が強くて甘さ控え目で美味しかったそうですよ。昔は救荒食だったのに今や高級食品となった葛は結構お値段の張る甘味材料なのだが、他にはこのような食べ物は無いですねぇ。それにやや骨董っぽい器だったのについても聞けば、有田に特別注文したものとか、結構凝っているんですよ、この店は。帰り際これから名阪を走るというと主人の忠告が、最近覆面パトカーが7台も増強され、あのビュンビュン走っている車を先頭だけでなく後続車まで捕まえているから気をつけてと。ご忠告に従い捕まらずに済めば、安い一休みになったでしょうかね。

                              やまが

                             葛きりと葛焼

 という訳で11時半前には室生のやまがを出て今回も阿山町農事法人がやっているモクモクファームに向かう。離れた駐車場からシャトルバスの送迎は前と同様なのだが、今日の駐車場の車の数は秋の3倍以上。ファームに来てみれば人!人!人!、やはり子供に日は大変な混雑ですねぇ。同じ食堂で昼を食べたが、さすがにこの日は名前を書いての順番待ち、でも20分程度で食べられれば良い方だったでしょう。ここのハム、ソーセージはやはり旨いですよ。園内を一回り、ミニブタ追い子供レースやミニブタの子供だましの芸などにぎやかにやっていて、微笑ましい限り。本日はジャンケン大会で色の違うシールの人とジャンケンして勝ったら取って、全5色集めるとお土産が貰えるんだそうで、家族連れヨチヨチ歩きの坊やが家族分4色を背中に貼っているのを見かけ、僕の緑色が無かったのでポンと貼り加えてあげたら喜んでいましたよ。あまりの賑わいに早々に退却、ここでも花苗は50円と横並びに安いんでまたまた追加購入、また伊賀米銘柄ごーひちご(これは昨秋新米時の値段より格段に安く5kg1500円になっていた)やハッサクミカンも安かったので重いにも拘らず買込んでシャトルバスに、でも座れたからよかったけどね。

                              モクモクファーム入口

                              レストランごーひちご

                              ランチにて

                                  ミニブタ追い競争

 

店データ

  やまが             室生村大野 2369       0745-92-3355

  モクモク手づくりファーム 阿山町大字西湯舟 3609   0595-43-0909

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8月前半の軽井沢植物園観察... | トップ | 旧HPからの移行版***信楽でい... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

旅日記」カテゴリの最新記事