ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

女房のお供でアイヌ刺子の個展を見物に

2009-11-15 15:18:12 | 工芸絵画骨董

 早朝は曇り空、午前中は強風雨、午後には晴れ間と目まぐるしく変っては気象庁でも予想しきれないような変な天気の昨日、雨がやんだからと、女房が習っているアイヌ刺子の先生が代官山で前々日から個展を開いているということで、女房に誘われお供することに。場所は駅からすぐ近くの無垢里という古民家を改装したギャラリー喫茶で、こういう展示スペースとしては秀逸な雰囲気の店であった。

 刺子を施した着物や大物クロスからクロス雑貨小物までかなりの作品の展示で、女房曰く、これだけの大作は大変な手間だそうだから、先生が長年に渡って作り溜めたものを一気に並べているこの作品展は壮観ではある。聞けば着物などの全体に刺子柄を配するとなると、先生でも半年はかかると言うのにはウヘーと。そういえば阿寒湖のアイヌコタンに並ぶアイヌ工芸の店でこういう刺子をしたチョッキなどかなりのお値段で驚いたのだが、そんなに手間が掛かるとなるとムベなるかなだ。

 女房はまだ小物しか作っていないのだが、今取り掛かっているバッグぐらいのものに太めに刺子を入れるのにはかなりフーフーだった様子、次の写真はこれまでの数回で仕上げたコースターや袋物、眼鏡ケースでまだヨチヨチ歩きの作品。今日の先生の展示では古布など上手くパッチワークしてデザインとしたり、色違いの生地を配色の妙にした作品などは刺子プラスアルファの効果を出していた。こうして見ると刺子を施される方の地の布にも工夫が大切ですね。上手く良いところを真似て、まだ服とまででなくてもテーブルセンターぐらいは近々作ってもらいたいものですな。

    

 とにかくアイヌ刺子は縄文火炎土器みたいな生命感あふれる模様が魅力となっているようで、ボロ布だって生きた使い方を考えたらどうだろう。我家にはかなり古布があるからね。


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