骨董市などを巡ると何でも売っているんだねと感心しちゃうけれど、陶磁器類に限ると半端物でもかなりマシなものが見つかる、昔の陶器セットもので例えば重箱みたいな3~5段組ものや大小3重組ものなど、ほかには平面形状での組合せものなどがあるのだが、そのどれかが壊れてしまったということは陶磁器ではよくあること、その残ったものはバラで半端物として格安で売っているのをよく見掛ける。
冒頭のものは中心に丸皿鉢を置きその周囲に3分割の扇形皿があっての完品のはずの染付皿なのだが、外周扇部分が2枚だけ残っていたと思われるもの、でもこの1枚だけが独立であったとしてもなんらオカシク無いでしょう。
次のものはおそらく5段重ねのものの一つだけ、これだって多少は形が変かなと思うものの普通の人は気が付かないかも、お重だって使うときは一つずつ広げるのだからこれだけで立派な皿鉢となるも道理じゃないですかねぇ。
こういう本来の器として立派な使い方は当然ですが、陶磁器に限らずいろんなものを漁っていると意外な魅力の発見があったりして、そうです古いものには何故かオーラを放つ出物があって、見立てでこんな使い方がという発見が楽しいんですよ、中には全く違う使い方ができるかもね。
2009年3月の補筆再掲です