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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***正月明けからすぐ温泉旅行とは 伊豆・駿河B 3/3 2003.1.11(土)~13(日)

2014-06-20 14:38:21 | 旅日記

 翌朝も同じ部屋で御飯3杯をペロリと、食後にはロビーで新聞を読んでいるとコーヒーのセルフ無料サービスがある。ちょっとしたことでもこれは嬉しいものですねぇ。跡取娘さんらしきに昨日の秘湯の宿よりずっと秘湯ムードがあるよ、鉱泉でも守る会の会員がいるから申し込んだらと話せば嬉しそうに、本気になってしまいますよと。いろいろ教えて戴き有難うございましたの挨拶には、いい娘さんだ代替わりで益々良い旅館にして欲しいものと、僕もやや鼻をうごめかしてニッコリ。もっと家族だけで切盛りするように努力して、その姿をアピールしていけばドンドン良くなること太鼓判の宿じゃないかと。

                             朝食

 今回の宿はどちらも合格です、定宿に加えておきましょうか。出発前に宿の先代夫婦がお見送り、魚を買って帰るのに焼津と清水のどちらが良いかと伺えば、夫婦揃って清水の河岸の市に軍配を。焼津は午前が業者専用で午後が一般客、存外安くないし鮮魚の種類が多いことや食べる所も清水の方が好きとのことであった。でも焼津も一軒だけの本格鮮魚の店と生り節の店だけは捨てがたいのですがねぇ。

 静岡市街に戻ってJR駅ビル内アスティの駿河楽市に行けば、市展示室ではちょうどコンクールがあった駿河竹細工の作品が並ぶ。駿河竹細工は工芸展で数回見ているが、やはり見事なもの。欲しいものはいくつかあっものの、職人さんを訪ねて買いたいので今回は我慢。そういえば同業の職人さんらしい数人が写真を撮ったり、かざして見たり、仲間同士でなにか話し合っていたから、何処で商売しているか聞いておけばよかったなと、これはあとの祭りじゃ。

                             駅ビル内のアスティ

 昼前に最近ご無沙汰していた従兄弟の家を訪問、約1時間駄弁ってから清水河岸の市へ。1時半になっていたがおがわはやっぱり行列となっていて、向かいのまぐろや安兵衛で磯盛丼1000円なりにする、こちらは酢飯にマグロ、ホタテ、ホッキ貝、エビ、イカ、生海苔、イカのマヨネーズ和えなどが乗り、蜆味噌汁に小鉢と香の物が付いて手頃なボリュームで、これはこれで旨い安い早いの見本。後はしっかり買物して我家へほぼ順調に、予定した通りの旅を無事終了しました。

                               安兵衛の磯盛丼

{追記}

 平成16年2月下旬の木金土にも、伊豆で稲取の吊るし雛や河津桜見物してから静岡まで足を伸ばし、今回は2日目に平日の沼津に、最終3日目土曜日に焼津から清水と3大市場を廻ってきました。松崎雲見と静岡の宿も二度目で同じだったのだが、少しばかり前回と違ったところだけ追記しておくことに。

 朝は8時ごろとゆっくり出発、もう何回も伊豆に来ているし、特に途中での目的も無くほぼ順調な道中で稲取まで直行。最近はここの吊るし雛は新聞やTVにも取り上げられているためか、平日というのにかなりの観光客が、それも観光バス団体客も多くて改めてマスコミの影響力が大きいことを知らされましたねぇ。前回は物産販売所の一部を雛展示コーナーにしていたのに、今度は新しくむかい庵なるやや大きくした展示施設を設けて、シッカリと入場料を取っている。吊るし雛以外に江戸時代から明治、大正のお雛様も展示していて、おばさん達中心にゾロゾロと拝観客が混雑していて、ご繁盛で結構でしたねぇと。
 次は今回のメインに考えていた満開の河津桜は完全に空振りで、今冬の厳寒の影響でまだ3部咲き、菜の花は満開に近いのに桜は祭りが終る3月10日ごろからが見頃となりそうで、祭り実行委員会はどうするんでしょうかね。平日でもかなりの人出であったが、いまいち盛上っていないのは仕方ありませんね。このあと下田に寄れば杉浦陶房はしばらくお休みしますの貼紙に、はてどうしたんだろう。それじゃちょっと一休みと平野屋に入ってコーヒーを飲み、展示されている薩摩切子の鉢や初代柿右衛門の小鉢などに溜息をついて宿に向う。

 第一日目の宿である雲見園は新たに無料の貸切露天風呂ができていて、予約で30分間の利用とか、宿の裏側一番高い場所に設けられ階段で登れば、2人が使える程度の小さい樽風呂が鎮座し、海が見えることを謳っている。また3Fにお休み処を増築して、内湯と連絡できるようにしていて、そこにつながる3F部分もソファーや本棚など置いて、自由に滞在客が利用できるようにしているが、我々もノンビリ旅するようになったら使うようになるのかなぁと。食事は夕食は部屋食だったのが、今回は1Fの大広間で平日ながら5組が分散しての食事であった。冷蔵庫の酒も大吟醸は消えて、生冷酒300ml菊川の小夜衣となっていて、これは当然ですね。

 二日目は午後から雨というような曇り空で、駿河湾越の富士山は望めず、松崎と修善寺にちょっとだけ立寄って北上、沼津では御用邸跡を見物して、昼時を少しずらして魚市場に到着となった。ランチは評判の丸天に行けば、しばしの行列待ちで席に着く。初めて入ったのだが客の回転は速くて、並んでもそんなには待たない様子、店内は魚河岸らしく活気溢れると感じるか、ガサツで騒々しいと思うかどちらでしょうかね。近くの席にはその筋風サングラス姿でイカツイお兄いさんとハデなお姉さんの怪しき二人連れ、ジャンボ海老フライ、ジャンボ掻揚、鮪テールステーキ、刺身盛合など喰いつつビールを飲み、どんぶり御飯まで平らげている。また隣席の老夫婦は鮪尽し刺身定食、餅入りカキ雑炊のほか、ゲソ唐揚やイワシ刺身などテーブルに並べているのには、皆さんの食欲は凄まじいばかりと脱帽です。我々は普通の天丼とフライ盛合定食でもう充分の量でしたけどねぇ。平日の市場内の鮮魚店はと少しばかり回れば、休日よりは開いている店は多いようなのだがバラケていて、そんなに賑わって活気があるようには見えない。市場に着いた時から雨が降り出したこともあるが、まぁこんなものかなと、あとは途中の由比などももう見たことがあるしで、油山温泉まで一般道、バイパス経由で直行する。

 油山苑は二度目、受付ではこの前と同じく大女将と一緒に初めて見る若女将がお出迎え。今回はEメールで予約したのだが、ホームページにももう若くない若女将ですがと書いていて、以前と同じポッチャリした女性かと思っていたのだが、もっとスリムで活発そうな女性に代わっていて、詮索するのもと訊かなかったのだが、どうやらこちらが大女将の実娘らしい。宿の部屋、温泉、食事では特に前回に加えることもないが、30周年記念とかのお徳プランで申込んだので前の山の幸中心ではなく、静岡らしい海の幸が多くなっていたものの、熱いものは熱くと順次供されて結構なものでしたよ。またここのお茶は自家栽培の無農薬茶だそうで、やや渋めながらよく出ていてさすがの味、しかし残念ながら売る程はないんだそうだ。この宿は露天風呂の風情のためにコンクリートやブロックを石貼りなどで隠して修景し直し、温泉へのアプローチと浴室周りを改装すれば、前回も思ったのだが秘湯を守る会に入れるんじゃないでしょうかね。

                              夕食

                              

                          

                             

 最終日はいつもの通りの買出しの旅と、まずは宿の近くの百姓ハウスで安い野菜、花や静岡産では有名な本山茶を買込む。次は焼津に行き、まずいつもの酒屋で磯自慢本醸造と小夜衣本醸造を求め、近くの港前ツナコープ<その後に新港のほうに移転>に行けば、冷凍生サクラエビの売切れとは残念でした。焼津IC近くのさかなセンターに戻って、川直でご近所からも頼まれていた鮭燻製を7本も購入、鷲野商店の鮮魚は大物が多くてお目当てのアジなどが無くてここも空振り、あとは小林食品で鰹節ふりかけ、カネトモで本鮪赤身だけを買い、それではともう一つ清水の河岸の市にも廻って、鮮魚など買込もうということに。途中静岡で芹沢介美術館だけにはと立寄れば、本人が創作活動の一環として収集したという美術民芸品コレクションのうち、今回は朝鮮の民画が展示されていた。いつも思うことだが、これだけの質と量の収集品には圧倒されますねぇ。最後の河岸の市では、焼津で買えなかった駿河湾産のアジや冷凍生サクラエビ、浜名湖産アサリなど仕入れる。お値段は冷凍生サクラエビ100g当りを例にとれば焼津が600円に対し、清水は450円とこちらの方が地元密着で安いのです。

 ということで毎度恒例の旅をしてまいりましたが、吊るし雛は伊豆から沼津までいたる所で見かけられ、人気をいいことに売物はちょっとばかりお値段が高過ぎるのではないでしょうか。

 

<その後も焼津と清水には何回も出向いているが、清水は河岸の市と変わらないが、焼津の方は新しい所をいくつか開拓していて、キーワード「焼津」でブログ内検索すれば、この日付以降にもいくつか記事があります>



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