ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

女房がアイヌ刺繍用の古着を買うというので久しぶりに富岡八幡宮骨董市に

2013-09-30 17:33:29 | 工芸絵画骨董

 アイヌ刺繍を習っている女房が次回からアイヌ特有の着物を作ることになったとか、素材は古布を探してくるようにと先生に言われたそうで、骨董市にでも行って見つけようということになり、一番近々の富岡八幡宮の第五日曜日の開催に僕も一緒に出掛けてみた。こちらには僕は今年の春以来かな、女房が古着探しの間に何か掘り出し物がないかと目を凝らして廻ってやろうかと、我ながら好きだからねぇ。

 この日は昼までには家に帰ってくるつもりで朝は6時に我家を出発して、電車で門前仲町駅までは1時間半まではかからない、駅からすぐの富岡八幡宮の境内ではまだ店開き中のところもいくつかあったが、こういう露店市というのは夜明けから開かれるのが当たり前で、ほとんどはもう7時を過ぎれば品揃えが完了して、好き者には既に買物が終わったという輩もいるんですよ。でも第五日曜の出店者は一番賑やかな第二などと比べれると少なくて、ざっと見ると半分ぐらいですかね、これだけスペースが空いちゃうとやや寂しい市になってしまいますな。

                       正面入口から

                       左が日本一大きい神輿

 女房お目当ての古布業者もまともな業者は二店ぐらいで、これじゃぁ良いものが見つからなくてアテが外れたということにならないかと、藍木綿で刺繍の邪魔にならないぐらいの地味な模様で男物という条件で選ぶんだそうだ、まぁ頑張ってちょうだいなと僕は分かれていくつかの店主とたわいない話を交わしつつ巡って行く。

 やはり出店数が少ないと目ぼしいものはあまりなくて、ちょっと気を惹くものはいいお値段というのがほとんどで買えませんな。以前に大江戸骨董市で買った浦野乾哉の小鉢乾と哉の合体文字が入ったものと同じような造りの角皿があったが、その値付けがいけません、僕のはもう少し小さいものだけどこの1/10ぐらいでしたぞ。その前の古九谷と書かれた皿もちょっと古いだけの九谷風といったところじゃないかな、この値段も高過ぎです。どうも適当に値付けしているみたいで、浦野乾哉ということも分かっていないかもしれないな。ほかには来年の干支の馬の小さな張子や土人形などがないかと探したら、おそらく新品よりも高いぐらい、こういうのを多く扱っていた業者のものだから現在は作られていないものかもしれないが、専門特化したものを扱う業者は総じて高いですからね。

                       上の入口の写真の反対側から

                       本殿

                       露店の風景

                            上が乾哉作と思われる角皿

 出店数が少なかったこともあって1時間半足らずで全部の家探しが終わってしまって、まだ付近の店が開かないという9時頃には帰り道に、駅入口まで来たら脇から続く深川不動参道(冒頭写真)ではそろそろ店を開ける準備が始まったところ、おかげさまでそこいらに寄道することなく10時過ぎには我家に戻って来られましたよ。女房の方は何とか一つだけ使えそうなものを買えたそうでヨカッタね、僕の方は全くの手ぶらで浪費せずに済んだというわけ、本当は一つだけ買いたかったものがあったけど我慢しましたよ。

                            古着


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