ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

南東北ツアーは紅葉狩りならぬ新雪までも 第一日目その1

2010-11-09 14:23:23 | 旅日記

 ツアーに出発する前日の26日からこの冬場を迎える前では最初の寒波がやってきて、北海道は昨年より早い雪とか、東北から北関東も山では雪という天気になって冬場の恰好で出掛けることに。天気予報では最初の二日間は晴れ、三日目は曇りから雨となっていて、何とか三日目の観光までは天気が持ってくれることを願っての旅となった。
 格安団体パックツアーは今年になって7回目、ホテルの送迎バス付きというのも2回とすっかり楽チンなのに慣れてしまって、軽井沢を別にしたら自前で運転の一泊以上の旅行は今のところ3回だけとなってしまったわいと、でも年末までにはもう3回ぐらいマイカーでというのも目論んでいるのだが。今回は夫婦限定のツアーということで、これは初めて。
 横浜からの団体バスツアーの集合場所は天理ビルの前がお決りで、今回は8時に出発予定だから7時に家を出て、昼が分からんからとおむすびやサンドウィッチなど途中で買込んで20分前にはビル前で待つ添乗員を見つける。ツアーの出発ラッシュ時間帯だから何組ものツアー客が群をなしていて、平日でも盛況だねぇと、年寄りやおかあちゃん達は元気だねぇ。このツアーは町田を6時40分に出て横浜に廻ることになっていて、渋滞があったらしくこちらに来たのが8時ちょうどとなって、目的地へはやや遅れてのスタートとなった。総勢は38人だから19組の夫婦ということになる、中には2世代の夫婦の参加もあって一番のご高齢と見受けられ、今回は山寺などに登るのは無理そうな一組も。全員が乗ったバスの中でまず最初に添乗員から、昨日は雪で蔵王エコーラインは閉鎖だったとかで、この日も途中で状況を聞くけれど積雪量によってはダメかもという話が、今日も寒くて溶けないだろうから心配だね。
 首都高速横浜線にはすぐ乗れるのがここのいいところで、横浜内では多少は渋滞する場所があったものの都内は湾岸を大回りするコースで順調に東北道に。このコースを走ると本体の497mまでが組みあがったばかりというスカイツリーがずぅっと東側から良く見える。内部で電波塔部分が完成して引揚げる工事を始めるまでは当分はこの高さのままとなるはずで、このあとは第二展望台工事があって、そのあとの本体から上の部分は工作物扱いとなるわけだ。

           荒川沿いに北上、スカイツリー

           スカイツリに一番近い所から
 東北道に入って最初のトイレタイムは羽生PA、こちらはこの前の上州の名湯巡りの最後に立寄った狭山PAと同じようなオシャレな建物に新たに建替えられたようで、中には美味しそうな食べ物を売る店があって、食事でも今流行りのフードコートもあるしスターバックスコーヒーなどもあって、これならおむすびなど買ってこなければよかったのにと女房、これから東北道に来るようならここは使えるね。

           羽生PA
 東北道では日光の山並み、那須の山並みを見過ごして、安達太良山系が見えてくれば次の休憩場所はこの日になってオプションで昼弁当を申込んだ分を受取るということもあって安達太良SAに。ここまで走ってくるうちにやはり蔵王エコーラインは7cmの積雪があって閉鎖という連絡が入り、コースを変更して福島飯坂ICで降りてR13号で山形側に抜ける道となる。

           日光の山並

           那須の山並 

           安達太良SAでは山には雲が

           吾妻山系も上部は雲が

 米沢に向うやや山道では栗子国際スキー場にはややうっすりと雪があって、こんな東北地方の南側でも雪が降ったんだと驚く。東北中央道はまだ切れ切れ状態だから一部は無料となっていて、高畠を素通りして南陽から上山バイパスを山形方面に走れば蔵王方面に右折の標識が現れる。この辺りまで来たら横浜よりも雲が多くなって、天気予報ではもっと晴れるようになっていたのにアテにならないものだね。

           栗子国際スキー場で少し雪が

           蔵王山系上部は白い

           上山付近の柿畑

  お釜見物が中止になって時間が余ったからと、蔵王入口の交差点にある山形観光物産会館というお土産屋さんにも急遽立寄ることになる。外では見事なラフランスを販売していたが送料もだと高くなるし、持って帰るのも重いしねぇ。中では山形のお土産が、特にお漬物をいくつも試食できたからいくつかをつまむ、おみ漬など数社のものがあったが食べ比べると味や水分の感じがかなり違うと知った、血圧が高いのに塩分の取り過ぎでいけませんでしたなぁ。今回のツアーは最終日にまたこちらに戻ってくるからまだ買う必要はなしということで、試食だけでゴメンねと。

           山形観光物産会館
 ここからはズッと登り道でクネクネと上山から山形方面の盆地を眺めながら進めば、紅葉越しに見える高い場所は雪で白くなっているのがハッキリ見え、そしてもっと上のほうは薄めながら雲があってボンヤリと。登りきった蔵王温泉街のロープウェイ駅前にある本日の宿ルーセント・ タカミヤには3時少し前に到着、この目の前のロープウェイ下はスキー場になっているからその客目当てのロケーションに建つホテルだ。ちょうどこの辺りは大規模な道路工事中で雑然としていたこともあったが、このホテルは温泉街の入口だから温泉情緒には乏しい。館内ロビーには高見屋グループのホテルの写真があってここだけでも5旅館あると、享保創業の老舗と書いてあったが、その本店である深山荘高見屋はもっと奥に入った中心街にあるということで、時間があったらそちらにも行ってみたかったが忙しいツアーでは無理であった。

           蔵王山麓から山形方面を

           ホテル ルーセント・タカミヤ
 部屋に一旦入って荷を解き、すぐにロビーに全員が再集合して蔵王中央ロープウェイ駅に向う。101名乗りというロープウェイは20分おきの運転で、暫く待って乗り込めば我々団体が乗っちゃったから半分は立見席となった。約8分で高低差524mを一気に登って頂上1387mの鳥兜山までの空中遊泳を楽しむ。冒頭写真はロープウェイの中間付近で、今が紅葉の真っ盛りである。

           蔵王中央ロープウェイ

           頂上の気温は0℃の表示

           駅舎に蔵王火山断面図が

           今回行けなかったお釜をポスター写真から

 その景色は下半分は紅葉真っ盛り、上半分は雪景色という関東に住んでいる我々には見たことがないもので、これも偶然の一興と皆さんではしゃいでいた。頂上付近は生憎と雲があって視界があまり利かなくて、寒いこともあって頂上付近の散策はそこそこにして山頂鳥兜駅に戻る。雲が無くても蔵王の本体頂上側は眺められるかどかは分からないが、天気が良ければ反対の西側から北の方向に朝日、飯豊、吾妻連峰そして遠くは月山や鳥海山が眺められると言う説明がゴンドラ内アナウンスにあったのに、それが見られなかったのは残念だったと、月山や鳥海山は7月の八幡平温泉巡りの旅でも晴れ間があったのに見られずじまいで、またの機会を狙うぞ。でも雪と紅葉というのも珍しい景色で、そんな風景が見られたのは良かったね。この雪がビッシリと木々に着けば有名な樹氷ということになるんだろうな。

           鳥兜山頂上付近の残雪樹海

           下りロープウェイで紅白の世界

           ロープウェイ横側から見た紅葉
 下まで戻ってホテルに戻る前に、ゴンドラ駅からも近い銘品館というお土産屋に入って、皆さんと一緒に玉コンニャクの試食サービスを頬張る。この味の滲みたプリプリした食感の玉コンニャクは山形名物で旨いもんだねぇ、血圧を気にしなければもっと食べたいんだけど。それと山形も日本酒の銘柄が多いところだから、何処の土産物屋でも何種類かの地酒を置いていて、これもマイカーなら1升瓶を買っていくところなのに、今回は酒田酒造の上喜元の生酒300mmを1本だけ買って我慢しておいた。自前の山形旅行では山形市の山田ふうき豆、鶴岡大山地区の本長の漬物と栄光富士の酒屋のひとりよがり、それと帰りの村上での魚は外せないお土産となるのだが、団体バスツアーでは無難な土産屋ばかりとなるからそういうものは無い、本長の粕漬を少しだけ置くところを一箇所だけみつけたが、粕漬けは好みじゃないから止めておいた。

           山形名物の玉コンニャク


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