第一日目は早めに夏油温泉に入って温泉三昧をということになっていて、二つの男女別内湯と五ケ所の川沿いの露天風呂をハシゴで楽しんじゃうことに、冒頭写真が宿にあった温泉などの案内で、露天は滝の湯だけが女性専用(露天といっても囲われた小屋の中でロケーションだけ、解放感はないとか)、そのほかは基本は混浴で午前と午後に二ヶ所ずつ1時間の女性のための時間帯があって、立寄り湯客にも対応しての時間割設定となっていた。平日で利用客は少なかったから、混浴時間帯でも四ヶ所もあるから誰も居ないという時もそこそこにあって、見計らって女性陣も入っていたみたい、そんな皆さんはやや婆さん年代のグループでしたけどね。
この両側の鉄筋コンクリートの2棟がメインの宿泊棟
奥の木造棟は自炊棟となっていたが、一部はもう使用していないみたい
客室は和室でトイレなし
ここは何処からも温泉が湧いてくるようなところで、各温泉浴槽は湧き出たところにそのままの新鮮な湯を全く加水もしないという源泉掛け流しに徹したのがウリで、風呂の温度が全部異なるし成分も濃度も少しずつ違っている。川沿いの水際が白く見えるのは、温泉成分が付いた石灰岩となっているためとか、さらに温泉成分分析書にもラジウム含有の記載があったが、周辺一帯が地中から放射されたラジウムで包まれているんだそうで、これは効能が期待できますなぁ。
川際に白い石が
宿の主人が夏では熱すぎて入れないがこの時期なら我慢すればと、とにかくこの温泉の原点で、効能はこの湯が一番だから是非にいうのが一番奥にある大湯だそうで、内湯でまず体を洗ってから温泉ハシゴの真っ先に向かった露天風呂がこちら。確かに熱いです、恐らく45~46℃ぐらいありそうな上に、足湯していてもピリピリくる刺激は温泉の成分の影響もあるらしい、これを我慢して体全体を沈めたら意外と足湯よりも刺激が少なくなって2分ぐらいは我慢できる、これを数回繰り返してあがりに、長時間の入浴は出来ません、次の露天は女性専用時間が迫ってきた方の露天に、大湯にはまだ明日まで数回はくるつもりで。
これは翌日に新玉川温泉のかけ湯でしゃがんでくれという掲示に従った時に、スイッと楽にできたのにはビックリ、最近は立膝しないと痛かったのにねぇ、夏油温泉で主人が自慢したように帰りには歩けなかったのがシャンとするという効能があったかもと。
大湯
大湯の浴槽
湯は岩の割れ目から流れ出ている
大湯の下流のすぐ近くには疝気の湯があって、こちらも熱めの湯、大湯よりも1℃ぐらいは低めかな、こちらの湯船は小さ目です。その先の対岸には女(目)の湯の小屋が見える。
自炊棟の途中から下ったところには手前に真湯と、対岸には小さめの浴槽の女(目)の湯があって、真湯は適温、女の湯はぬるめとなっていた、男連中は腰タオルで対岸に橋を渡って行き来して両方に浸かっていましたな。
温泉成分分析書は疝気の湯と女の湯には掲示されていなかったが、そのほかの四ヶ所には貼られていて、成分からの温泉名表示でも分かるように多少の泉質の違いがあるほか、濃度や、ほぼどれも中性でもPH値に差が。
内湯の白猿の湯、ナトリウム・7カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
内湯の小天狗の湯、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
露天の大湯、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
露天の真湯、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
夕食は畳の大広間で、事前に添乗員が作成した宿の案内にはメニューが書かれていたが、山奥の一軒宿だから多くは期待してはいけません、量もほどほどで僕はご飯まで食べられた、一部のメニューは変更となっていたようです。
メニュー
日本酒は桜顔という銘柄、やや甘め
白身魚の二味焼き 刺身
生麩山菜まんじゅう 山菜の煮物 マリネサーモン
岩手牛しゃぶしゃぶ
朝食は和食バイキングとか、素朴な田舎料理中心となっておりました、このくらいだと食べ過ぎにはならなくてむしろ健康的ですな。
デミタスながらコーヒーも
前日の昼から翌朝までと、風呂には全部で13回も使ってしまった、一ヶ所でこんなに入ったのは初めてであった。一ヶ所で長湯するなら女の湯が、適温でというのなら二つの内湯と真湯で、効能を期待するなら大湯でということになるでしょうか。