6月初旬、このポイントで同様の写真を撮った。田圃の稲はもとより、畦道の雑草も春の装いそのものだった。しかし、一ヶ月以上も経つとその姿はすっかり夏に変身。緑の濃さとともに湿度の高い大気が山々をすっぽりと包み込んでいた。
(右側の山は蓼科山)
(右側の山は蓼科山)
蓼科も山から下りると結構暑い。茅野の市街地は勿論であるが、山へ向かう途中の田園、畑作地帯も夏の気温は高い。体感ではあるが、30度は優に超えている。それが、車で2、30分も走れば気温は20度少々。理屈では分かっていても、感覚的には何とも不思議なものを感じる。そんなことを思いながら周りの田畑をみると、夏の日差しをいっぱいに受けた作物の姿がいろいろと目に入ってきた。
真夏でも蓼科の気温は20℃少々、めったに25℃を超えるようなことはない。しかし、日差しは強い。蓼科の草木は6月に新緑の季節を迎えると、7、8月で一気に成長する。それだけ光合成を活発にする紫外線が強いということかもしれない。