小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

守一の後、美術館にて

2018年03月17日 | 芸術(映画・写真等含)
  この石にさす光はその意志を失う。光はこの石の上をすどおりして他の物へ行くことができない。光はこの石に身を寄せ、ためらい、とどまり、この石の中に住むのである。 (リルケ 『ロダン』) 吉岡実の散文からの孫引きである。 わたしは俗物を自認するが、むしょうに美しいものや、心を刺す言葉を求めるときがある。やはり好きなものは色とかカタチ。しかし、四六時中それらのものに囲まれたら、飽きてく . . . 本文を読む