小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

南アフリカ・ジャカランダ並木を観る 

2021年10月22日 | 日記
HQ交通のオンライン・ツアーに参加した。南アフリカのヨハネスブルグから車で40分のところにプレトリアという行政上の首都があり、そこにはジャガランダという青紫色の花木が7万本もあるという。南半球はいま春から初夏にかかる季節。日本の桜並木のように青紫の花が壮観とのことだ。 そんなメルメガを読んで、予約したのは2か月ほど前のこと。ちょうど南アフリカの植物の素晴らしさを、南アフリカに住む日本人青年のユー . . . 本文を読む

アメリカ人は「因果推論」がお好き?

2021年10月19日 | エッセイ・コラム
「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざはご存じかと思う。落語のネタかのような荒唐無稽な話をつなぎ合わせ、おかしな理屈や言い草で因果関係を立証する考え方、あるいは人を揶揄するときにつかう。そのなんたるかは、話が長くなるので省く。 いわゆる二つの事柄が、「原因」と「結果」の関係にある場合、それは「因果関係」と呼ばれる。「原因があるからこそ、この結果があり」という意味で、まあ素人でも使えそうな理論と . . . 本文を読む

資本主義を変えるのは、政治家には無理だ

2021年10月12日 | エッセイ・コラム
百代目首相の「新しい総理」岸田文雄氏が「新しい資本主義」を打ち出した。その舌の根が乾かないうちに、「成長なくして分配できるとは思えない」と述べたという。「所得倍増」や「金融所得課税の強化」も棚上げしたとのことで、こんな調子では「新しい資本主義」はとうてい覚束ないだろう。そもそも「新しい資本主義」のコンテンツについて何も知らされていないし、それにツッコミを入れる経済評論家はじめマスメディアにしても、 . . . 本文を読む