小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

FBよりも、拡散する方へ。

2016年02月29日 | エッセイ・コラム
  FBとは、フェイスブックのこと。いい齢こいて始めたはいいが、何はともあれ面倒くさい。前にも書いたが、「いいね!」という、メタ報酬が気になるというのは嘘ではない。でも本当でもない。実に微妙で、だから面倒くさいのだ。 それと、絶対的に友達が少ない。つまらないことで友人を失くしたりしたし、私にはどうも性が合わないらしい。 しかし、世界の情報を収集するには優れたメディアだ。もちろん、災 . . . 本文を読む

アベノミクスの終焉

2016年02月26日 | エッセイ・コラム
  特別会計の、いわゆる霞が関埋蔵金を割り出して名を馳せた高橋洋一がとうとう「アベノミクスの沈没」を認めたらしい。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47957  (※「現代ビジネス」というサイト。企業・経済の項目の、「アベノミクスついに沈没 {消費税8%}がすべての間違いだった」という記事。「週刊現代」の2月27日号の転載とのこと) . . . 本文を読む

「この国のかたち」その行方

2016年02月20日 | うんちく・小ネタ
  先週と先々週のNHKスペシャル、「司馬遼太郎の、この国のかたち」は、第一集と第二集の2回で終了したのであろうか?(第三集があると予感させるのだが・・)まさかと思う。これで終わったら腰砕けも甚だしい。第一集は、「島国ニッポンの叡智」というテーマだった。日本という島国が辺境であるがゆえに、外来のモノ・ヒトをスポンジのように吸収する。それが日本ならではのエートス(文化的慣習・風土)として . . . 本文を読む

花が語ったこと 試詩6

2016年02月16日 | 
    花が語ったこと 紫陽花が囁いていた気をつけたほうがいいよ人は美しいものをお金に換える多くの言語を操って嘘をつく知識を貯めて隣人をもたぶらかす タンポポは嘆いていた黙っていると踏みしだかれるとエリートたちは人を選んでいる美しい人たちは内輪だけで褒め合う身体を自慢するものは身体しか見ない 薔薇は祈っていた問うてもなぜか答えてくれない雨が降り 風が吹き 光が差し . . . 本文を読む

N氏の賢兄からの手紙

2016年02月12日 | 日記
  ★前回のブログに後記として添付するつもりであったが、長文になったので新たな稿としてアップした。 先日、故西野さんのお兄様、西野昭氏から鄭重なるお手紙をいただいた。 このブログについて好意的な文章が綴られていたが、西野さんの大学進学について若干の訂正があるという内容であった。西野さんが学習院大学に入った理由を、そこで教鞭をとっていた清水幾太郎に師事する目的からだ、と私は書いた。これは偲ぶ . . . 本文を読む

N氏を偲ぶ会、そしてレクイエム

2016年02月07日 | 日記
   ↑ ロン毛と喫煙。在りし日の西野氏を知る人でも、この姿を思い浮かべる人は稀少といえるだろう。純粋、清廉さは、外見からは決してうかがえないものだ。   西野さんを偲ぶ会にお邪魔した。亡くなって早や四か月、月並みだが光陰矢のごとしである。このブログにも紹介したが「故西野洋の回顧展」の正式版が、彼のご親族および極めて深い関わりのある美登英利氏と西野氏のアシス . . . 本文を読む

儚き権力者の夢

2016年02月05日 | エッセイ・コラム
  今朝の東京新聞。物騒な記事が二つも一面を飾った。まず、南スーダンでのPKO活動を展開予定という記事。安保関連法案をなんだかんだと成立させた、そのことを誇りたい安倍首相の、肝いりというべき自衛隊派遣なのか。武器使用を前提とした「駈け付け警護」の任務を拡大したもの。かつてカンボジアでの小規模なPKO活動において、自衛隊員とボランティアが犠牲になったこともあったのだが・・。 もう一つが . . . 本文を読む