小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

異常事態からの投企①

2020年03月27日 | エッセイ・コラム
いつもと違う記事投稿である。 思いつくまま書くように・・。その分の大胆さ、定見からの逸脱をめざす。浅学を恥じることなく、集中力と言葉の妙を維持し、そのアンバランスをも自覚する。   いま、世界の平常態は崩れ、人間種の生存的エントロピーは縮減、いや、どうなっているのか判らない。飢餓も、感染病も、世界のどこかでいつものように発現し、人類は未だに克服することができない。 であるが、異常 . . . 本文を読む

憂鬱のコロナ禍とばせ春疾風

2020年03月21日 | 日記
昨日は春分の日、世間は3連休だ。なので、往来はざわざわしている。そんな様子が、自室にいてもそれとなく判る。地元の桜はまだ三、四分咲きぐらいだ。 家に引きこもっていると憂鬱になる。新型コロナウィルスの感染者は、東アジアでは以前より少なくなった。いまはお彼岸だ。これ勿怪の幸いとばかり、外に出ようマスクして・・。街に繰りだそう、先祖の供養に行こう、ついでに花を愛でよう。誰しもそんな思いを持つ、それが人 . . . 本文を読む

五輪開催へ、IOC決定の不可解

2020年03月19日 | エッセイ・コラム
新型コロナウィルス、その感染の勢いは欧米に転じ、浸潤力を増している。ウィルス禍が及ぼす経済への影響も、同じく世界で猛威を振るいはじめた。経済的損失は、これからもボディブローのように、経済の中枢に痛手をあたえ続けるだろう。 WHOが「パンデミック」を宣言した日はまだ浅いのだが、いろいろな意味で、今度のウィルス感染による被害は、人間の理解を超えた複雑さや混迷が極まりない。アメリカのトランプ大統領も考 . . . 本文を読む

カルロス・ゴーンとホリエモンの対話

2020年03月13日 | エッセイ・コラム
二日ほど前に、カルロス・ゴーンとホリエモンの対談をYouTubeで視聴した。ネットのニュースサイトでけっこうな評判になっていたからだ。対談の内容が注目されたのではない。テレビを筆頭に既存メディアができないことをYouTubeが成し遂げた。それこそが画期的なのだというニュース・トピックであった。 まあ、ネットに依存する人たちの内輪褒めのような記事であったのだが、ゴーンという人物に関心をもつ小生は、 . . . 本文を読む

いっしょに泣けたら

2020年03月11日 | 日記
まだ何処かで泣いている人がいるたくさんの声がきこえるむせび泣く さけび泣く悲しみや怒り 悔しさや辛さこの日になると押し寄せる 救うことはできない癒すこともできない目を閉じて祈るしかない東京大空襲東日本大震災時を重ねてももう大丈夫とはいえない時が過ぎ去っても泣かないでとはいえない 隣りにいていっしょに泣けたらいいいっしょに祈れたらいい   ことしの春の空は、青く澄んでいたけど淋しい . . . 本文を読む

厚顔無恥とは

2020年03月10日 | 日記
参議院予算委員会のやりとり、そのラジオニュース(TBSの「荻上チキ・Session22」)を聴いて、どうしようもない脱力感を抱いた。安倍首相と森法務大臣の答弁にともかく驚愕し、やりきれない感慨に至った。   二人とも、質問する議員を実質的に無視していた。人格、存在そのものを含めて。さらに、問われたコンテンツそのものを鹿十していた。(原稿を読むような答弁は、それを文案・作成した官僚もま . . . 本文を読む

この世界のさらに幾つもの・・

2020年03月05日 | エッセイ・コラム
体の調子はだいぶ復調している。雨降り模様だったが、今日こそは外出しようと、勇躍の感、我にあり。とはいえ現在の、こんな環境は甚だ怖いし、慎重さやマナーも求められる。 駅や電車内では、マスクの装着率は80%前後だろうか。皆さん、頑張っている。今後、マスクの供給不足はどうなるのか、行く末が不安だ。 そんな東京でも相変わらず、欧米人らしきツーリストを結構見かけるのは不思議だ。で、彼らのマスクをする人と . . . 本文を読む