小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

言葉も被爆する?

2016年08月06日 | エッセイ・コラム
  狂おしい狂おしき原爆ドーム    東京新聞に連載されているシリーズ「平和の俳句」から。6日の朝刊に掲載されていた、愛知県の高校二年生谷久保泰樹くんの俳句を紹介する。 6月に修学旅行で広島に行き、原爆ドームを見学。そして、爆心1.7キロの高等女子高で被爆した柳川良子さん(当時16歳)の話を記念資料館で聞いた。そのときの強い印象から「狂おしい」という言葉が浮かんだという。 . . . 本文を読む

どうしても、まだ拘る

2016年08月05日 | エッセイ・コラム
  いまだにこだわっている。 相模原市障害者施設における植松聖の犯行には戦慄を覚えた。障害者だけを対象にした大量殺人は、世界的にも前代未聞の酷(むご)い事件ではないだろうか。障害者施設、その現場で働いていた元職員が、40人以上の重複障害者を殺傷するのは如何なる理由なのか。その動機とはなにか。憶測、仮定は許されない。我々だけでなく世界の人々にも分かるような徹底的な調査と解明が求められて . . . 本文を読む

無題2

2016年08月02日 | エッセイ・コラム
  他人のために、社会のために。 植松聖の利他的な言動はこわい。あたかも桎梏のように利他的に振舞い、犯行後も続いているらしい。 大学に入って少し「利己」にめざめたのか。刺青はその徴か。 しかし、その「利己」が人格を崩壊させたのかもしれない。 教師の父親は、そのことをどう感じているのか・・。 . . . 本文を読む