小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

竹下節子様からコンサートのお知らせです

2024年09月24日 | エッセイ・コラム
小寄道が敬愛していたsekko様からコンサートの通知が届きました。 日仏会館10月20日(日)14時からです。私も小寄道と一緒に参加する予定です。 https://spinou.exblog.jp/33448972/ . . . 本文を読む

これからのこと

2024年08月06日 | エッセイ・コラム
このところブログのアクセス解析(時間による訪問者数)の表示がなく…60日以上ブログの更新がない場合は、リアルタイムアクセス解析を中止する事が分かった。 このブログは残す事に決めたし、フォロワーは少人数でも、ひとりでも見てくれれば嬉しいし、実際は1日に最低でも200人の訪問者が居る。そこで、アクセス解析は小寄道の残した大切な証と思い、記事を更新していく事にしました。 拙い文章しか書 . . . 本文を読む

ありがたきコメントより

2024年05月31日 | エッセイ・コラム
以前の記事に、義理のお母様のほのぼのとしていて、そして世相を反映したコメントを寄せて下さったjeanloiseの文言を掲載します。ご本人の承諾は得ています。 「ランダムにブログを閲覧している途中で発見。イントロの小寄道さんらしい説明にクスっとなりました。そして逆バージョンになるかもしれませんが、義母のハナシを思い出しました。相方の両親は、南仏マルセイユ近郊に住んでいるのですが、ある日義母から . . . 本文を読む

ご愛読ありがとうございました

2024年04月09日 | 日記
 月 日、小寄道は永眠いたしました。享年は73歳になります。 生前より皆様のご愛読に感謝し、本ブログを書き続けられる。それこそが自分の余生を生ききる愉しみだと申しておりました。 本当にありがとうございました。なお、このブログはこのまましばらく残したいと存じます。  小寄道の妻   上記の文章は小寄道が認めたものです。2月26日という日付けを入れて私が書いたものとして投稿すべきだっ . . . 本文を読む

ジェルメーヌ・リシエほか春の美術展

2024年01月25日 | 芸術(映画・写真等含)
★新収蔵&特別公開 ジェルメーヌ・リシエ《蟻》小企画展          会期2024.1.23–4.7 会場:東京国立近代美術館2Fギャラリー4     美術館サイドの紹介記事(転載) フランスの彫刻家ジェルメーヌ・リシエの彫刻《蟻》(1953年)を初公開します。リシエ(1902–59)は、第二次大戦後における女性彫刻家の先駆的存在の一人 . . . 本文を読む

切れぎれの近況について⑤

2024年01月20日 | 日記
しばらく書けない日が続いた。もうあの世に逝ったんじゃないかと、余計な心配をかけていたら申しわけない。そんなアホな、己惚れている場合じゃないなぞと、お叱りをうけそうな気もする。早い話が気力は減衰し、いろんな箇所のポテンシャルが下がってしまったこと。それが主たる理由。愚痴や弱音を吐くのは、潔よしとしない高潔の士、いやいや多分に高慢ちきな性格が滲みだしている。この書きようにして馬脚をあらわしている。妄言 . . . 本文を読む

初天神ひそりと梅は陽だまりに

2024年01月01日 | 日記
明けましておめでとうございます。 新年を飾る年賀のイメージは、ありきたりの梅の花を借りた。昨年から地元の景色を背景にすることをあきらめ、干支の雰囲気だけで正月らしさを演出したのであるが・・。 2024年、令和6年の干支は、空想上の動物である「竜」なので、ついに弾が尽きた。梅に似合う「竜」はなかなか見つけられなかった。 清少納言は書き残した。「ただ過ぎにすぎるものは、人の齢(よわい)、春夏秋冬 . . . 本文を読む

報道写真展、車椅子で観る

2023年12月23日 | 日記
年末の報道写真展を観に日本橋三越へ行った。わが家の恒例行事といったところ。昨年は、正月を家で迎えるための一時的な退院の時だった。去年のブログを読み返すと、食事や病気のことなぞ、ぐだぐだと・・。最後に申し訳程度に、報道写真展に行ったことを書いている。実際は内容がどうだったのか、具体的にふれていないのは何ぞやである。 外出すると決めたからには、新鮮な外気を吸い、人々の活力ある動きに元気をいただこう。 . . . 本文を読む

ゴジラ-1.0、IMAXで観る

2023年12月16日 | 芸術(映画・写真等含)
  噂では聞いていたが、IMAX(アイマックス)というシステムを完備した映画館でみる『ゴジラー1.0』は、やはり想像を超えるド迫力だった。この齢でIMAXを経験しないのは悔いが残る。そんな✖✖な、笑わせるなという人はいるだろうが、正直にいえば、死ぬまでには一度観て体感したかったことは確かだ。当然のごとく、小津安二郎をIMAXで見るのはお門違いだ。今回の『ゴジラー1.0』はまさにIM . . . 本文を読む

愛猫の死、経惟と弘

2023年12月11日 | エッセイ・コラム
三匹の死んだ猫(部分)    長田弘 二十年かかって、三匹の猫は、九つのいのちを十分に使い果たして、死んだ。生けるものがこの世に遺せる最後のものは、いまわの際まで生き切るというそのプライドなのではないか。雨を聴きながら、夜、プライドを失わずに、死んでゆくことの難しさについて考えている。 上記の詩は、長田弘の『死者の贈り物』という詩集にある「三匹の死んだ猫」の最後の部分である。全体は27行である . . . 本文を読む

木口版画家・日輪尊夫の近くへ

2023年12月07日 | 芸術(映画・写真等含)
柄澤齊(からさわひとし)著『銀河の棺』のなかの「星より近き」に、すこし読み進むと日輪尊夫(ひわたかお)について書かれた、こんな文章がある。  ヒワさんこと日輪尊夫は1941年高知市に生まれ、1992年同市で不帰の人となった。現代の木口版画はこの人に始まる。 私がヒワさんの作品と出遇ったのは1970年、銀座の画廊で開かれた個展会場でのことである。友人からすすめられて初めて入った地下の画廊で、その版 . . . 本文を読む

『棟方志功展』その後

2023年11月30日 | 芸術(映画・写真等含)
前回のブログの最後に「MOMAT館(所蔵作品展)に足を伸ばした。身体がふるえるような、嬉しい驚きに遭遇したのである」と書き残した。そのことを書く前に、さらに嬉しいトピックを発見した。木口版画家の柄澤齊さんについては、これまで版画芸術家としてだけでなく、文芸・芸術評論やミステリー小説を書く多才な人としても再三紹介している。なので詳しいことは省くが、山梨南アルプスの麓に住む柄澤さんが、最近『棟方志功展 . . . 本文を読む

生誕120年棟方志功展から

2023年11月26日 | 芸術(映画・写真等含)
過日、竹橋の東京国立近代美術館で開催している『棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ』に行ってきた。前回と同様に妻のたっての要望。祝日の前日、陽気はことのほか桂く、文句なしの散歩日和に思えた。疲れることは承知の上だが、ガウディ展のときのような混雑はないとの情報もあり、「まあ、行ってみるか」と重い腰を上げたのである。 棟方志功は、子供のころから知っていた。その頃は芸術に特に親しんでいたわけでは . . . 本文を読む

マイナンバーカードの変

2023年11月24日 | 社会・経済
急遽、マイナンバーカードについての私見を覚書として残すことにした。   一昨日のこと(11/22)、グーグルニュースのまとめサイト(各メディアの主要トピックニュース・地方新聞含)を読んでいたら、NHKニュースの「暗証番号 設定必要ないマイナンバーカード12月中に導入へ」という見出しに目が留まった。記事としては以下の通り(ですます調を直し)。 総務省は、認知症の人や高齢者に加え、 . . . 本文を読む

秋の散歩、なじみの銀杏の木へ

2023年11月18日 | 日記
ついこの前、一年以上も遠のいていた谷中墓地に行く。のぼりが辛い蛍坂を見ると、やり切れなさが先に立つ。春先の墓地に行けば、土は匂い立っている。冬は霜が降りるし、夏はいろんな虫が這いつくばっている。秋は桜の葉が黄色から真紅になる。銀杏の実も落ちはじめる。 墓地のメイン通りは桜並木で、そこの土は踏み固められて面白くない。古い墓石の間の、人通りのない通路のような、雑草が生えている土がいい。ここは懐かしい . . . 本文を読む