小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

レンズを欺く花・クワンソウ

2022年09月28日 | 日記
リハビリの行き帰りは散歩がてら、通りすがりのお寺さんを覗き歩く。まず、掲示板の標語、聖語はどんなものか。最近は、仏典・お経の類いは少ない。名言集とか標語集を参考にした自前が多くなったかも知らん。2,3か月まえには、ボブ・マーレイの言葉をみつけ、粋な坊さんがいるなと感心した。 興味のメインは、まず境内にはどんな花が咲いているかが気になるところだ。江戸時代当初からの寺が多く、そこにある名木やら著名な . . . 本文を読む

ユーチューバーから写真集をいただく

2022年09月24日 | 日記
7,8年前だったか、キングプロテアという大輪の花に魅せられて、原産地南アフリカの植物にすこぶる興味をもつようになった。世界6大植物地区のひとつであるFynbos(フィンボス)は、ほぼ南アフリカに集中している。ごく限られた狭いエリアであり、その植生は世界的にも珍しい地域だ。国花であるキングプロテアは、近頃日本でも栽培されるようになった。 極めて美しく、特異な花を咲かせる南ア植物の人気は、いつの間に . . . 本文を読む

チャーチルの国葬から考えたことの幾つか

2022年09月22日 | エッセイ・コラム
故エリザベス女王の葬儀について、何気なくテレビを見ていたら、チャーチルの国葬が番組で紹介されていた。英国では、王と女王以外には「際立った功績の人物」が国葬の対象なるとのこと。過去には、万有引力を発見したニュートンやネルソン提督が国葬になったという。王室や議会が協議して国葬を決めるというが、その際、生前に当人がOKするか否か、その了承を得るのがしきたりらしく、なんともイギリスらしいと感心した。 さ . . . 本文を読む

植物学の泰斗、牧野富太郎の記念庭園に行く

2022年09月07日 | 日記
練馬区大泉学園にある牧野記念庭園に行ってきた。植物学者の牧野富太郎については何度か書いてきたが、彼がなした研究成果には今も新たな発見があるという。今年は生誕160年ということもあるが、来年にはNHKの連続朝ドラの主人公になるらしく、牧野富太郎が話題になることが多い。そんなことで大泉学園の記念庭園の存在を知ったのだが、我が不徳、怠惰を諫めたところで時遅し。 ともあれ、9月までは「万葉集の植物」をテ . . . 本文を読む