小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

記憶を耕すには

2014年07月19日 | エッセイ・コラム
記憶というのは「覚えている」ということではなく、「自ら見つけだす」ということです。         長田弘 「なつかしい時間」(岩波新書)より  人間は経験したこと、知ったことなどすべてを記憶することができない。  記憶はまことに断片的であり、不完全であり、そして信用できるものではない。ただ、自分の心のなかに大切なものを記することは、自分を、人格をつくるということと等しいような気がする。 驚 . . . 本文を読む