小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

深センの思い出 1

2005年01月21日 | エッセイ・コラム
近所に「深セン」という中華料理店がある。ヨン様に似ていなくもない青年が店主で、その母親とアルバイトのタイ人の女性が働いている。中華料理といっても基本的には5種類の「あんかけチャーハン」しか出さない変な店である。とはいえ、流行っている。素材の使い方がうまいし、味付けもくどくなくてしっかりしている。付いてくるスープはエスニック風で、毎日なんらかの趣向を凝らしている。デザートにプリンが付くが東南アジアの . . . 本文を読む