小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

依存しながら愛国。そのグロテスクな下心。

2015年09月24日 | 国際・政治
  ほとんどの憲法学者が違憲であると認め、私をふくめ、多くの国民がNOと意義申し立てをした。そんななかでも、安保関連法案が可決・成立した。昨年4月には武器輸出を原則認める防衛装備移転三原則が閣議決定。昨日の新聞では、民間企業が武器輸出を円滑に行えるよう、つまり赤字になってもほぼ100%税金で損失補てんする独立行政法人「日本貿易保険(NEXI)」の存在も明らかになった。独力で自分たちの安 . . . 本文を読む

再び、黄金の上から目線。

2015年09月12日 | 芸術(映画・写真等含)
  先に書いた「黄金の、上から目線」について、どなたかから間違いを指摘された(前々回の記事・コメント欄参照)。その鋭い指摘には、まことに恥じ入る次第でお詫び申し上げた。そのブログ記事に補記を設け、しかるべく訂正をし、なぜ間違いを犯したのか表記するつもりであった。もっと時間をかけて検討する予定であったが、私としてはやはり記事の大意は変更しない、という判断に至った。もちろん、間違いは訂正し . . . 本文を読む

小熊さんの新書

2015年09月09日 | 本と雑誌
  この稿はたぶん引用が多くなる。読んで下さる方がいれば、その点を差し引いて考慮していただければ幸いです。 小熊英二の近著・岩波新書「生きて帰ってきた男__ ある日本兵の戦争と戦後」を読んだ。400頁近くの、かなりの読み応えのある新書で、発売されてすぐに買い求めたのであるが、同時に7,8冊読む悪癖があるので、今日ようやく読み終えたのである。この本は今年度の小林秀雄賞もとり話題になって . . . 本文を読む