和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

聖教新聞/名字の言

2012年08月30日 11時00分06秒 | 今日の俳句
     名字の言

【「聖教新聞」平成24年8月30日(木)より転載


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(8/30)
 異国で活躍する医学者・野口英世に宛てて、母親のシカが送った手紙を展示会で見た。
家が貧しく、幼くして奉公に出たシカは、独学で読み書きを覚えた。
つたない文字の手紙から、かえって、子を思う親の愛情が伝わってくる



野口の生家がある福島県猪苗代町などが主催する「心の手紙コンテスト 母から子への手紙」。
普段、伝えられない思いを文字に託した名作が毎回、数多く寄せられる。
現在、第11回の作品を募集中だ



「親子の絆」で思い出すことがある。
かつて、池田名誉会長が同町にある福島研修道場を訪れた際、一人の婦人部員と出会う。
名誉会長もよく知る壮年の娘だった。
その壮年は、雪深い山村の広宣流布に人生を捧げた。
医師として、地域医療に尽くして生涯を終えた



父の生前、信仰実践へと至らなかった婦人は、「十分に親孝行できませんでした」と顔を伏せた。
「皆、そういうものです」――全てを包み込む名誉会長の言葉に、婦人は涙した



親がいなくとも孝行はできる。
孝行は、親のためだが、自身のためでもある。
「報恩」という生き方の中に、成長があり、充実があるからだ。
婦人は、現在、地域の婦人部のリーダーに。
親が生きたように、人々に尽くす人生を歩んでいる。            (城)





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