和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

常楽36〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月12日 06時15分08秒 | 今日の俳句
【常楽36】

 十月三十日、「聖教新聞」に発表された新潟の歌「雪山の道」を見た同志は、「感動に打ち震えた」と語った。あまりにも自分たちの心情を、的確に表現していたからだという。
   
 一、ああこの吹雪 風雪も
   この世の雪山 わが道と
   燃ゆる元初の 輝きは
   永遠の幸へと 続くなり
   ああ続くなり 新潟は
  
 二、おお海原は わが心
   正義に燃ゆる わが友と
   大聖偲びて いざや征け
   ああ新潟に 誇りあり
   誇りの天地 新潟に
   
 三、ああ鐘は鳴る この街に
   祈りと幸と 広宣の
   世紀に響け 君も打て
   ああ新潟は 夜明けなり
   夜明けの凱歌 新潟は
   
 “忍耐の夜”を、“凱歌の朝”に転じる力は“勇気”である。勇気ある信心に立ってこそ、“宿命”を“使命”に転じることができるのだ。
 山本伸一は、御本仏・日蓮大聖人が大法門を師子吼された誉れの天地・新潟の同志が、勇猛 精 進の心を取りいだして、敢然と立ち上がることを祈り念じて、「雪山の道」を作詞したのである。
 この歌は、新聞発表前日の二十九日夜、下越圏の大会で合唱団によって披露された。さらに、三十一日夜、新潟市音楽文化会館での支部歌発表大会では、まず混声合唱団が歌い、最後に全員で大合唱した。皆、新章節の新潟広布への誓いを胸に、瞳を輝かせて、はつらつと熱唱。深雪をとかすかのような、地涌の情熱の歌声が広がった。
 それは、新世紀の大海原へ向かう新潟丸の、新しき船出の序曲となった。

【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月12日(金)より転載】


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