和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「名字の言」10月4日(火)

2011年10月04日 09時08分18秒 | 今日の俳句
「名字の言「聖教新聞・2011/10/4(火)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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 電車に乗ると、活字に目を落とす人が減り、携帯端末とにらめっこする人が増えた。そういう自分も、携帯のアラーム機能で起床し、朝はウェブサイトでニュースを確認。出勤して即座にパソコンに向かう





米国のある調査によると、一人当たりの情報摂取量は50年前の3倍。情報のデジタル化のゆえだが、その結果、現れたのは「ありあまるほどの答えを持ちながら、優れた問いのほとんど出されない社会」との指摘がある(『減速思考』R・ワトソン著、北川知子訳)





古典『荘子』に「機心」という言葉がある。「機械にとらわれる心」との意味だ。井戸水を手作業で汲む老人に“機械を使えば”と勧めると、老人はこう答えた。“機械を持てば、機械による仕事が出てくる。機械による仕事ができれば、機械にとらわれる心が生じる。純白の度が薄くなり、精神が定まらない”(「外篇 天地第十二」)





現代では、情報を「どう得るか」よりも「どう選び抜くか」が重要だ。便利な情報の道具から離れ、人生にとって何が本質的に大事かを「自身に問う」、つまり「考える」作業が、より必要となる





「知識」を使いこなすための「知恵」。それを得る最高の価値創造が、祈り、語り、学ぶ信仰の実践の中にある。

         (飛)



【「聖教新聞・2011/10/4」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125

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