「名字の言「聖教新聞・2011/10/4(火)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125
∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪
電車に乗ると、活字に目を落とす人が減り、携帯端末とにらめっこする人が増えた。そういう自分も、携帯のアラーム機能で起床し、朝はウェブサイトでニュースを確認。出勤して即座にパソコンに向かう
▼
米国のある調査によると、一人当たりの情報摂取量は50年前の3倍。情報のデジタル化のゆえだが、その結果、現れたのは「ありあまるほどの答えを持ちながら、優れた問いのほとんど出されない社会」との指摘がある(『減速思考』R・ワトソン著、北川知子訳)
▼
古典『荘子』に「機心」という言葉がある。「機械にとらわれる心」との意味だ。井戸水を手作業で汲む老人に“機械を使えば”と勧めると、老人はこう答えた。“機械を持てば、機械による仕事が出てくる。機械による仕事ができれば、機械にとらわれる心が生じる。純白の度が薄くなり、精神が定まらない”(「外篇 天地第十二」)
▼
現代では、情報を「どう得るか」よりも「どう選び抜くか」が重要だ。便利な情報の道具から離れ、人生にとって何が本質的に大事かを「自身に問う」、つまり「考える」作業が、より必要となる
▼
「知識」を使いこなすための「知恵」。それを得る最高の価値創造が、祈り、語り、学ぶ信仰の実践の中にある。
(飛)
【「聖教新聞・2011/10/4」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125
∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125
∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪
電車に乗ると、活字に目を落とす人が減り、携帯端末とにらめっこする人が増えた。そういう自分も、携帯のアラーム機能で起床し、朝はウェブサイトでニュースを確認。出勤して即座にパソコンに向かう
▼
米国のある調査によると、一人当たりの情報摂取量は50年前の3倍。情報のデジタル化のゆえだが、その結果、現れたのは「ありあまるほどの答えを持ちながら、優れた問いのほとんど出されない社会」との指摘がある(『減速思考』R・ワトソン著、北川知子訳)
▼
古典『荘子』に「機心」という言葉がある。「機械にとらわれる心」との意味だ。井戸水を手作業で汲む老人に“機械を使えば”と勧めると、老人はこう答えた。“機械を持てば、機械による仕事が出てくる。機械による仕事ができれば、機械にとらわれる心が生じる。純白の度が薄くなり、精神が定まらない”(「外篇 天地第十二」)
▼
現代では、情報を「どう得るか」よりも「どう選び抜くか」が重要だ。便利な情報の道具から離れ、人生にとって何が本質的に大事かを「自身に問う」、つまり「考える」作業が、より必要となる
▼
「知識」を使いこなすための「知恵」。それを得る最高の価値創造が、祈り、語り、学ぶ信仰の実践の中にある。
(飛)
【「聖教新聞・2011/10/4」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125
∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます