和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

福光(二十八)新・人間革命

2011年10月04日 08時25分12秒 | 今日の俳句
    新・人間革命

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    福  光(二十八)

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 鈴村アイは、自宅に来る文京支部のメンバーの話を聞くうちに、その確信に打たれ、信心をしてみようと思うようになっていった。


 そして、夫の裕孝の入会から、五カ月後の一九五七年(昭和三十二年)六月に入会したのである。


 ある日、鈴村宅を訪れた地区部長の島寺丈人が、彼女に語った。


 「鈴村さん。宿命を転換し、幸福になろうと思うなら、題目を唱えているだけでは駄目ですよ。『自行化他』と言って、自分が勤行し、題目を唱えるとともに、人にも信心を教えていかなければならない。


 自分の幸せばかりを祈っているとしたら、利己主義の信心になってしまう」


 「でも、私は、まだ、悩みも解決できたわけじゃないんですよ。悩みがなくなったら、頑張りますよ」


 「それは違うんじゃないかな。あなたは病気で苦しんでいる時、動くのが辛いから、病気が治って元気になったら病院に行こうと考えますか。それとも、大変でも、すぐに病院に行って治したいと思いますか」


 「苦しければ、すぐに病院に行きます」


 「そうでしょ。信心も同じですよ。今の苦しみを乗り越えたいと思うなら、いつか頑張ろうなんて考えるんじゃなくて、今すぐに、行動を起こすことです。もちろん、体調が悪いなら、無理をする必要はありません。


 折伏は、遠くまで行かなくてもできます。家に来た人や近所の人に、仏法の話をしていけばいいんです。ともかく、みんなを幸せにしようとの一念で、正法を語り抜いていくことが大事なんです」


 「でも、どう言えばいいかも、わからないし……」


 「自分にできることから、やればいいんです。なぜ、自分が信心してみようと思ったかを語ることも立派な折伏です。ご主人と一緒に折伏に行って、ご主人が話をしたら、『そうなんです。その通りですよ』と、一生懸命に相づちを打つだけでもいいんですよ」




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(聖教新聞・2011/10/4)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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