名字の言
【聖教新聞・2012年 (平成24年)9月27日(木)より転載】
・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:゜★゜
(9/27)
冒険家・星野道夫氏の著書『旅をする木』に、発掘調査へ向かう探検隊の逸話が紹介されていた。
キャラバンを組み、山岳地帯を旅していたある日、荷物を担ぐシェルパがストライキを起こし、動こうとしなくなった。
日当を上げろという要求かと思い、代表者に理由を聞くと、意外な言葉が返ってきた
▼
「私たちはここまで速く歩き過ぎてしまい、心を置き去りにして来てしまった。
心がこの場所に追いつくまで、私たちはしばらくここで待っているのです」と。効率を優先する生き方への戒めとして心に染みる言葉だった
▼
変化する時代の中で、私たちにも見失ってきたものが少なからずある。
だが、それらを嘆く前に、自分が忙しさを理由に家族や友人に対し、「心ここにあらず」という振る舞いをしていないか、見つめ直したいものだ
▼
人が誰かの言葉や行動に感動するのは、そこに込められた“相手の心”が伝わってくるからである。
言葉や行動に心が寄り添う生き方こそ、仏法が教える「心こそ大切」の実践であろう
▼
祈るとは、課題や目標を前にして躊躇する自分を奮い立たせ、自分の心を、課題解決や目標達成の方向へ近づけていくことではないだろうか。
そこに思いが定まった時、勝利への道が開けていく。
(悠)
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【聖教新聞・2012年 (平成24年)9月27日(木)より転載】
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(9/27)
冒険家・星野道夫氏の著書『旅をする木』に、発掘調査へ向かう探検隊の逸話が紹介されていた。
キャラバンを組み、山岳地帯を旅していたある日、荷物を担ぐシェルパがストライキを起こし、動こうとしなくなった。
日当を上げろという要求かと思い、代表者に理由を聞くと、意外な言葉が返ってきた
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「私たちはここまで速く歩き過ぎてしまい、心を置き去りにして来てしまった。
心がこの場所に追いつくまで、私たちはしばらくここで待っているのです」と。効率を優先する生き方への戒めとして心に染みる言葉だった
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変化する時代の中で、私たちにも見失ってきたものが少なからずある。
だが、それらを嘆く前に、自分が忙しさを理由に家族や友人に対し、「心ここにあらず」という振る舞いをしていないか、見つめ直したいものだ
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人が誰かの言葉や行動に感動するのは、そこに込められた“相手の心”が伝わってくるからである。
言葉や行動に心が寄り添う生き方こそ、仏法が教える「心こそ大切」の実践であろう
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祈るとは、課題や目標を前にして躊躇する自分を奮い立たせ、自分の心を、課題解決や目標達成の方向へ近づけていくことではないだろうか。
そこに思いが定まった時、勝利への道が開けていく。
(悠)
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