和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「信心の確信」/名字の言

2012年09月25日 07時13分23秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)9月25日(火)より転載】


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(9/25)
 古代ギリシャの哲学者で、ストア派の創始者でもあるゼノン。
優秀な弟子がたくさんいる中で、学派の継承者に選んだのは、クレアンテスという弟子だった



クレアンテスは頭脳明晰なほうではなかった。
水汲みや大麦炊きを仕事とする生活は貧しかった。
紙が買えず、師から学んだことは、陶器の破片などに書き留めた。
彼は、働いた手で、師の言葉を書き残す生き方を誇りとした



どんな境遇にあろうと、師を求め、教えの通り、実践する――労苦と努力を惜しまない人生を歩み抜いてこそ、真の後継者となれる。
そこに峻厳な師弟の絆がある



地道に信心に励む壮年部員の姿が頭に浮かんだ。
彼は、本紙に連載される池田名誉会長の小説『新・人間革命』を日々、書き写していた。
「毎回、池田先生から信心の薫陶を受けているような思いでした。
ここから、学会精神や師弟の心を学びました」。
その後、彼は病と闘うことに。
しかし、日々、自身の生命に刻んできた「師の言葉」「信心の確信」を胸に勝ち越えた



「師の心をわが心に」と決めて生きる人は強い。
弟子の信仰勝利の実証が、師の偉大さを、厳然と歴史に刻み残していく。
そうした生き方に、すがすがしく美しい人間の輝きがある。
               (城)

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